HLS

After the Quake

東日本大震災で命を落とされた方のご冥福を謹んでお祈り申し上げます。また被害を受けた方に心からお見舞い申し上げます。

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その震災の後、私は全然ネット上で何かものを書く気になれませんでした。色々な情報には目を通していたと思いますが、言葉は全然出てきませんでした。何を書いても虚ろに響くばかり…言葉の無力さを改めて感じました。私に出来ることといったらストップした仕事を慌ただしくこなすこと、微々たるものですが募金したり電気を消したりすること、不要なものの買い占めをしないこと、ぐらいでした。

 

東京は余震と放射能の不安に覆われた人々、「心から何かを楽しんでいいのか？」と他人の顔色を伺う人々で埋め尽くされています。幾ら鈍感な私でもそれぐらいはわかります。滅多に乗らないタクシーにずいぶん並んでから乗り込むと、他のドライバーや道行く人たちはそんな人ばかりだから。恐ろしいな、と思いました。実に簡単に人間て同じ方向を向いてしまうものなんだ…。物資の買い占めに走るのも全然不思議ではありませんでした。こんなところにヒトラーとか麻原みたいな人が現れたら簡単に吸い寄せられてしまうのかもしれません。

 

その日…私はお客さんの対応をしていました。そこに最初は小さな揺れが…そして間髪を容れずいまだかつて経験したことの無い大きな揺れが襲ってきました（私の職場は深度6弱ぐらいあったそうです）。そして停電になりました。ゆったりした横揺れであったため、遠くできっと大きな地震があったのだろう、ととっさに思いました。私はさっと中腰になりましたが、あまりの揺れの大きさに固まってしまい、ガラス窓の側から離れることさえ思いつきませんでした。上司の声で我に帰り、お客さんと共に目の前の広場に出ました。近所のスーパーもファストフード店も美容室も停電しており、沢山の従業員とお客さんが出てきていました。その間も絶えず余震が続いていました。余震がだいぶ収まって職場に戻ると、非常用のライトも消え（今がその非常時なんじゃないのか、と思いました）水道も止まりメールも電話も出来ない状況でした。夜だったら大混乱だったはずです。駅前に蝋燭を買いにいくついでに公衆電話から家族の安否を確認し、その日は蝋燭の明かりで過ごしました（よく考えてみれば火は結構危険でしたね。反省します）。

 

次第に各メディアを通し被害の甚大さがわかってきました。その数日間思っていたのは、悲しくなるほど私たちの生活はかりそめのものでしか無いんだ、ということでした…。私たちが泣いたり笑ったり感動したりしている（ように見える）「この世界」は映画のセットのようなハリボテでしかなく、地球がちょっと身震いすれば我々が何千年と積み立ててきたものはあっけなく消え失せて、皮膜一枚下にある原始の暗闇に再び取って代わられる…。そんなことは自明なのに、改めて見せつけられると叫び出したいぐらいの恐怖と無力感がありました…。だからこそ毎日の生活は愛おしく大切なものなんだ、と今はわかりますが。

 

東北には一度、千葉には何回か行ったことがあります。震災後私が最初に思い出した「東北」は、霧に包まれた仙台の街のイメージでした。私が仙台の街を歩いているときも松島に行ったときも、絶えず霧がかかっていました。それが仙台の街の特性なのか、それとも単にたまたまだったのかわかりませんが、霧のかかった幻のような仙台の街の思い出が、震災後どうしても頭から離れません。

最近買った/読んだ本

「モンド・ミュージック」。レトロ・エアライン→ラウンジ/モンドへと興味が移りました。この本の存在は以前から知っていたんですが、今更初めて手に入れました（もちろん絶版。中古で購入）。これは名著！面白い！今までこれを読まずに色々語っていたのが恥ずかしくなるぐらいです（聖書を読まずにキリスト教を語っていたようなもんです）。内容はヤン冨田/細野晴臣/ヴァン・ダイク・パークス/ジョー・ミーク/ミレニウム/ブライアン・ウィルソンといった人物たち（超興味深い！）やエキゾチカ/スペース・ミュージック/サーフィン＆ホット・ロッド/ムーグ…といったシーンから多角的に「モンド」を浮かび上がらせる試み。中身はぎゅうぎゅうに詰まってますがどれも興味あった事柄だったので興奮しつつ読了。続編も読みたい。

前野健太「さみしいだけ」

あまりにも、あまりにも（何のフィルターも通過していないという意味で）透明な唄の数々。私好みの全曲一人多重録音！かといって「ローファイな質感」「ヒップホップを通過した」とかしか芸が無い、二流の宅録音楽家とは思えません。ガラス越しに（故に声が決してこちらに届くことはない）2010年の東京をじっと見つめたような冷徹な歌詞とメロディが深夜に私を突き刺してきます。自然と想起されるのはヴェルヴェッツ（3rd）、エリオット・スミス（合掌…）、日本の70年代フォークなど（でも『反体制的なメッセージ』みたいなベタつきがない）。あとベルセバも思い出しました。本秀康によるアートワークも素晴らしいです。

 

目を瞑ってじっとこの美しい唄たちに耳を傾けていると、我々が気づいていない（が故に決して一生解き放たれることのない）哀しみが、植物の胞子のようにゆらゆらと東京の夜空に浮かび上がっていく（遠くには白くぼんやりと、日々伸び続けるスカイツリーも見えるかもしれない）…ような情景が浮かんできます。

IPhone用横置きスタンド

動画を観たりするときに横置きと同時に充電ができるiPhoneスタンドがあると便利だな、と思って探してみると、プリンストンから数百円で出てるのがありました。ネットではあんまり評判良くありませんでしたが、そんなに高くなかったので特に期待もせず一つ取り寄せてみると、びっくりするほどちゃっちい（笑）ただの穴があいてる三角形のプラスチック板です。ここにiPhone付属の充電ケーブルを差し込むだけ。どうなんだろう…と思ったんですが、これが意外といい感じ。満足してます。大きい力で押すと簡単に倒れますが…。

 

ところでiPad2が出ましたが私は全然興味がありません。ただiPhone5は物凄く興味があります。今使ってるのは3GSなんですが、すぐ入手しなかったことを結構後悔してるので、iPhone5が発売されたらすぐにでも予約したいです。それだけの余裕があればってことですけど…。ちなみにお勧めアプリは「太鼓の達人＋」です（笑）。

レトロ・エアライン考

iPhoneアプリで「ジャンボ旅客機99の秘密」という電子書籍を読みました。電子書籍に関しては私は全然抵抗ありません…しかしそれは出版関係に携わっていないから言えることなのでしょうが。

それで、レトロ・エアライン（って結構口に出すの抵抗あるな…）に関するムックを二冊購入しました。一つはこちらの「素敵なエアライン-デザインで楽しむ空の旅-」こちらはほぼ画像のみ。チケットから広告から機内パンフレットから販促品にいたるまで様々なエアライングッズが網羅されており、ぱらぱらと観ているだけで楽しいです。

もう一冊はこちら「レトロエアライン・デザインブック」。こちらは読み物も結構あってお得な感じ。機体デザインの変遷とかコンコルドについての話が面白かった。巻末のショップリストも参考になります。個人的にはこっちのほうがおすすめですね。ちなみに私の好きな航空会社はパンナムとブラニフです。両方潰れてますが…。あと昔のエア・インディアのイラストなんかも結構かわいいんですね。

さらにコンコルドの模型を二つ買いました。一つは自宅用で（結局実在しなかった）パンナムのもの。もう一つは職場に置いてある（こちらは実在した）ブリティッシュ・エアウェイズのもの（旧塗装）。それにしてもなんて美しい機体なんでしょうね…。やっぱり飛んでる姿の方が美しいですね。こんなのがつい5年ぐらい前まで普通に飛び回っていたなんて。ぜひ一度乗ってみたかったです！

 

それにしても私は大人になるまで全然乗り物に興味なかったんですよね。一つ言えることは大人になってから乗り物に興味覚えると結構タチ悪いということです（笑）

 

［追記］

JALの鶴丸マークの復活は嬉しいニュースでした。苦肉の策と言うことなのでしょうが、一つ原点に戻って頑張ってほしいと思います。いつもANA使ってますが機会があれば今度JALにも乗ってみたいです。

最近気になる女性

どういう流れだったか忘れましたが、YouTubeでAKBINGOという番組の動画をたまたま観て、観始めると結構面白くてずっと観てしまいました。私は最初AKB48のメンバーは誰一人顔の区別つかなかったんですが、おかげで最近ちょっとずつ区別がつくようになってきました（でもほとんどわかりません）。区別がついて何かいいことがあるわけでもありませんが…。何事もそうですが、自分のほうから興味を持って近づいて行くと物事は勝手に分かれていってくれるものです（ジャマイカの音楽に興味が無い人にはダブもロックステディも同じに聴こえるでしょう）。

最初は埼玉出身ということもあり渡辺麻友さんという人が気に入ってたんですが、私の現在のイチ押しは断然松井玲奈さんです！本来は名古屋のSKE48というところに所属しているらしい…わかりにくい！メロンパンと辛いもの好きというよくわからない性癖のスレンダー和風美人です。個人的にはポッキーのCMやってたころのガッキー以来初めてグッときました。よく知りませんがこの人は人気あるんでしょうか？頑張って欲しいと思います！

 

［追記］

妹のような松井珠里奈さんも結構好きです。二人の絡みがいいと思います。できれば名古屋に公演を観に行きたい…。

サイバー・クリーン

タグさんのBLOGで取り上げられていて興味を持った一品。ボトルを開けると昔懐かしいガチャガチャで売ってた「スライム」的なものが出てきます（まさか20年以上経ってからこのような形で再会すると思いませんでした）。ちなみにヤンキーの車の中のような匂いがします（いや、乗ったことないんですけど）。

 

で、これをPCのキーボードとかケータイなんかにペタペタすると埃が取れてピカピカになる…という触れ込みなのですが、なかなかコツがいります。ただ表面的に押し付けても駄目で、ちぎれることを恐れず（大丈夫。ちぎれません）ぐにいいいいいっと押し付けてゆーっくり剥がします。そうするとキーボードの裏にある埃なんかがくっついてずるずるずるっと出てきます。うーん、この快感はやみつきになりそうです。

 

ただこれも万能という訳ではなく…正直表面的な汚れは手で拭いた方がよく取れます。まずサイバークリーンで手の届かないところの汚れを取った後にあらためて手で拭く、というふうに組み合わせて使うといい感じの商品であると思いました。

±0の8インチ液晶テレビを買いました。

家の中に壁から入ってきているケーブルが一本あって、これ何だろう？と思っていたらどうもテレビの線であるようでした。なんでそんなものがあるのかというと家にテレビが無かったから、ということになります。数回の引っ越しの途中でテレビの無駄な大きさがほんとに嫌になって（家の中にPCともう一つ画面があるということが嫌だった）実家に送ってしまいました（今も実家で使ってます）。しかしこうケーブルを無駄に余らせておくのも勿体ないな…と思い始めました。あんまりテレビ興味無いし昨今のテレビの内容の酷さは耳に入ってくるですが、たまーにサッカー見ながらPCで作業できたりするといいなあ、と思いました。

 

まず試してみたのはMacのモニターでテレビを見るということでした。しかしこれがなかなか障害が多いということがわかりました（買う前に気づいて良かった）。だいたい一つのMacで同時に二つの作業をするわけですから、当然のようにMacの処理能力は落ちます。

 

そこで、小さいモニターのテレビを買うことにしました。というのはiPod classicを取り除いたためMac Mini上にスペースがあって、そこにテレビを置けるのではないかと思ったからです。そこで小さいモニターで、地デジとケーブル一本で繋げるテレビを物色していましたが…これもまた結構「これは！」というのが少ない。いいなあ、と思ってもワンセグだったりとかして。

 

で、結論は私の要望に合うものは「一つもない」ということでした。じゃあどうするか…と考えていると、そういえば±0（プラマイゼロ）で結構かっこいいテレビ売ってなかったっけ、と思い当たりました。さっそく調べてみると地デジ対応ではないですが、確かに凄くかっこいいのがある。レトロフューチャー（笑）的で。地デジチューナーなんて5000円ぐらいであるんだから（このことがあまり大きく触れられてないのは国家戦略かなんかでしょうか？）、これを間にカマせれば接続は問題ないはず。

 

と、いうわけで早速購入し、快適に視聴しております。色はより近未来感が漂う「白」を選んでみました（キューブリック映画に出てきそう）。凄い変な形ですが、このテレビは送信機っていうのが付いてまして、そこからこのモニターに映像を飛ばしているんですね。そんなややこしい構造を取らないとこういう形にできなかったそうです。

 

五年ぶりぐらいで家にテレビがある生活が始まったのですが、久しぶりにテレビを観てみると結構面白いですね。というか、「面白いものがたまにある」という感じ。「朝生」とかもそうですが、テレビってPCで作業しながら観る感じでちょうどいいような気がします。

 

［追記］

白は私が買ってから数日後に廃版になりました。

KICK-ASS!

今更ですが映画「キック・アス」を観まして…あまりに素晴らしかったので予告編など置いておきます（半分自分用）。続編が観たい！

 

Mighty Sparrow "Hot and Sweet"

去年の一発目はエッソ・トリニダード・スティール・バンドを取り上げていたんですが、今年も最初はカリプソから…。別に狙っていたわけではありません…やっぱり寒いときには身体が自然と暖かいカリブ海の音楽を求めてしまうのでしょう。それにしてもカリプソってほんとに素晴らしい音楽ですよね…。

 

マイティ・スパロウはレゲエ界で言うボブ・マーリィ、フォーク界でいうボブ・ディラン的な人で…革新者にして大衆性をもたらしたという凄い人です（往々にしてそういう人には内部からの反発もあったはずでしょうが）。詳しくはこちらを参照…。全面的にヴァン・ダイク・パークスがプロデュースしており、そういう意味ではほとんどカリプソアルバムと言ってもいいヴァン・ダイクの「ディスカバー・アメリカ」とは表裏一体の関係と言ってもいいかもしれません。バーバンク側からのサポートでカリプソ本来の奥行きに広がりが付与され、実に豊穣。トルバドールズの演奏も躍動感あり、下手にシャープではないくぐもった録音が（古いラジオで聴いているような）塊感を生み、これを名盤たらしめているのだと思います。

羽田空港国際線ターミナルに行きました。

ここ最近毎年大晦日は羽田空港に行って飛び立つ旅客機を見ながら「スト（レンジャーザン）パラ（ダイス）」風に気取って過ごすことを恒例行事にしてたんですが、今年は某誌が「初日の出を羽田空港で見よう！」みたいな特集を組んでて、俄然行く気が失せました。だって混みそうじゃないですか…。そこで今年はちょっと時期をずらしお正月気分のすっかり抜けた一月中旬に行ってみました。今回は出来たばっかりの国際線ターミナルに行ってみたいと思います。

AirMac ExpressとRemoteアプリ/川口「豚喜」のラーメン

今年はオーディオ関連を結構いじってまして…今度はiPhoneとホームオーディオの接続についてのお話。興味がある人がどれほどいるのかわかりませんが…。

 

今まではずっとiPod classicとオーディオをケーブルで繋いで聴いてたんですが、Wi-Fiでつながるようになると「iPhoneをいじってオーディオを操作できると便利だな…」と思い始めました。色々調べてみると、remoteというアプリをiPhoneに入れると、Mac内のiTunesの内容をiPhoneで見ながら遠隔操作できるそうです。早速ダウンロード（無料）してみると、これはものすごく便利。ただこれも問題がありまして…Macからオーディオまではケーブルで繋ぐわけですが、そのときクリック音から何から全てPCの操作音を拾ってしまうわけです。あと「なんでわざわざMacを経由しなければならないのか」という根本的な問題があります。iPhoneの中身をそのまま無線で飛ばしてオーディオで聴けないのか…？

 

そこで、AirMac Expressを買ってきました（9800円）。これがあると無線で（音の劣化無しに！）MacやiPhoneとオーディオを繋ぐことができます。早速家に帰って設定…って、これが手こずる手こずる。思わず投げたくなりましたが一回昼寝したりして（オーディオ/PC関連でイラつくといつもそうする）なんとか設定できました。苦労した甲斐もあって、こりゃ最高だわ…。というかこれはもうアプリを入れる必要すら無いんですね。iPodでいじれるから。

 

ただこれも問題がありまして…それは、当たり前ですがiPhoneの中身しか聴けないということですね。私はもうとっくに音楽ファイルが32GBは超えているのでiPhoneに全部のライブラリを入れているわけではないんですよね。まあこれはいつかiPhoneの容量が増えたら解消されるでしょう…。

 

これで完全にiPod classicはその使命を終えお蔵入り、ということになりました。お勤めご苦労さまでした。よく考えてみれば私はこういったPCやiPodとオーディオをつなぐというトライアルを何度か繰り返してきたんですが、これで一つの完成をみたな、という気がします。

 

次回はMacで地デジを観る、という話。

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埼玉ラーメンマップみたいなのをコンビニで立ち読みしていたら、川口に「二郎」系のラーメン屋ができたそうなので早速行ってみました。何を隠そう私は「富士丸」のラーメンが大好きで3ヶ月に一度ぐらい禁断症状が出るのです。自転車を漕いで5分ほど…あれ？ここは昔「ごとく」川口店だったところじゃないか…。つぶれたのか。中はほぼそのまま「ごとく」のものを使ってるようです。なんかぽたぽた水が落ちてきているので雨漏りかと思ったら、エアコンのダクトの繋ぎ目から水が漏れてました。

味は皆さんご存じの「二郎」のあの味で、チャーシューが冷たくなっていたこと以外は大満足でした（スープに沈めて食べました）。王子の「富士丸」ほどの深みはありませんが…でもあれは異常ですから…。近所で「二郎」系のラーメンを食べられるようになったことが素直に嬉しいです。

iPhone用ポータブルスピーカー

旅行用にiPhoneのスピーカーを買ってみました。さすがにiPhone内蔵のしけたスピーカーから聴いてるのが耐えられなくなってきたので…。条件としては折りたためて電源が取れてなるべく小さいの…ということで、こちらのTDK（製造はImationみたいですが）のものを購入。しばらく使ってみたんですが、音もまあ及第レベルという感じ。ポータブルというにはちょっと大きいですけどね…。

 

これ、実は自宅でも使おうかなあと思っていました。というのは後ろに見えるボストン・アコースティックス社製のラジオがFMの電波拾ってくれないのですが、iPhoneアプリのRadikoがかなり使えるので、それでラジオ聴こうかなと考えていたのです。しかしふとiPhoneのDockの裏側を見てみると「LINE OUT」の穴が。もしやと思ってラジオの裏を見てみると「AUX」の穴が…。この二つ繋げばいいのでは…と早速「ヤマダ電機」で両方ステレオミニプラグの「オス」になってるやつを買ってきて繋いでみると…バッチリ！というわけでラジオなのに外部入力だけで使われてるスピーカー代わりになってしまいました。ポータブルスピーカーのほうはほんとに旅行だけに使われることになりそうです。

2011年の抱負

2011年の抱負です。趣味的なことしか書きません…というか、それぐらいしか考えて生活してないので（笑）。

 

［旅行］

2010年度に引き続き、「三連休があれば日本脱出」というのを一つモットーにやって行きたいと思います。ちょっと前に吉田友和さんの「サンデー・トラベラー」って本を読んだんですが、結構二泊三日でもやりようによっては色んなところにいけるということがわかったので。吉田さん曰く「周囲に『旅キャラ』であることを認知させることが必要」ということなんですが、これはなるほどと思いました。つまり「あいつはああいう人だから…」と呆れられるようになると色んなしがらみから自由になる、と。まあそれはそれでちょっと悲しい気もしますが（笑）。行きたいところは膨大にあるのですが、特に2011年に最低でも行っておきたいのは、

・ロンドン/スコットランド

・香港

・ベトナム/カンボジア

でしょうか。いつどこに行くのかは全く未定ですが。国内は沖縄（本島もまた行きたいし、宮古島も行ってみたい）と山口。東京でも行ってみたいところが沢山あります（築地/大宮リス園/横浜ズーラシア/渋谷のプラネタリウム…）

 

［音楽・映画・本etc］

仕事がどうしても夜抜けられないのでなかなか厳しいのですが、今年はライブに沢山行きたいです。とりあえずどうにかしてベルセバとモグワイを観に行きたいですが、平日なので厳しいなあ。映画では…というかDVDでゴダール作品とジャームッシュ作品を制覇したい（二人とも大好きですが、おそらく苦行になるでしょう）。あと「四畳半神話体系」のDVDを観たいです。本はとりあえず先日購入したニック・ドレイクの伝記を読み終えないと。あとマンガだと「大きく振りかぶって」が気になります。

 

［カブ関連］

まずノースマリン号のチェーンが錆びてきてるので取り替えたいです。あと面影君のマフラーをステンレスにしたい…それぐらいしか思いつきません。

 

［PC環境など］

なんとなーく地デジをMacで観れるようにしたいなあと思ってます。ネットでケーブルテレビの回線を使ってるのでそれを使えそう。それからWi-Fi環境を構築できたので、Macbook Airで無線で色々やったりしたいなあなどと考えてます。SONY VAIOも気になってるんですが、少なくとも「P」は主宰君によるとなかなか厳しいようです。DVDを取り込んでおいて機内で観る、とか旅先でBLOG書いたりとかもしてみたいです。

謹賀新年（またはマラソンを沿道で応援しながら考えたこと）

当BLOGをご覧の皆様、明けましておめでとうございます。昨年度中は大変お世話になりました。今年もよろしくお願い申し上げます。

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先日某マラソン大会に仕事の後輩が出るので沿道で応援してたんですが、なんか私はすごくすごく感動したのです。後輩が頑張っていた、ということではなく（勿論頑張ってましたが）、人って一人一人ほんとに違うんだなあという当たり前の事実に、鈍器で殴られたようにはっと気づかされたのです。日常生活をしているとみんな同じような服を着て同じ姿勢で電車に乗ったり歩いたりしているから、全然違いなんて気がつかないんですが、マラソンでは一人一人の差異が物凄く強調されるわけです。若い人もいれば年老いた人もいて、派手な服の人もいれば地味な服の人もいて、男もいれば女もいる。走るスピードも違うし、フォームも面白いぐらいバラバラでした。しかもそれはなんら意図されたものではなく、真面目にやったら皆自然とそうなっていたわけです。そう…私が一番感動したのはとにかく皆真面目であったということなのです。ヘラヘラしながら走れるわけないのでそりゃ当然なのですが…。うまく説明できないのですが、その「皆が真面目に、かつバラバラで一心不乱にゴールに向かって走っている」という事実を私は頭ではわかっていたつもりでも、身をもって実感したのは初めてだったような気がします。そしてそのとき人々に対するいじらしさと愛しさが渾然一体となったような、なんとも言えない気持ちが私の中に沸き上がってきました。なぜなら我々にとってのゴールとは死そのものに他ならないからです。

 

そんなことをマラソンを沿道で応援しながら考えていました。

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今年の抱負などはまた後日。一年間よろしくお願いいたします。

2010年を振り返る

早いもので、2010年も終わり…ということで、どんなブロガーでも行う今年のまとめです。もう自分が何したかBLOGを見ないと全然思い出せない感じになってきてますね。BLOGって私は大好きなんですけど（そうじゃなければ7〜8年も続けてません）、それは勿論気に入ってるCDとかを暑苦しく紹介したいというのもあるんですが、むしろ自分の記憶を整理したいというのもあるんですよね。私は日記とか全くつけたことないんですけど、それは他人が読んでくれないからじゃないかと思います。BLOGだと他人におもしろおかしく読んでもらうために自分の思考をある程度整理して書かなきゃ伝わらないという思いがあるので、後で自分が一読者として読み返したときにもすごく参考になるところがあります。まあ端的に言えば、皆様私の日記にお付き合いいただきありがとうございます、ということなんですが。そんなこんなでこのBLOGも来年で…7年目です（ちなみに途中でlivedoorから有料のTypepadに引っ越しました）。BLOG制作環境としては、ニューヨークから帰ってきたらPCが起動しなくなっており、それをきっかけにMacへと乗り換えました。最初は若干手こずりましたが、最近はほぼ問題なくBLOG更新に勤しむことができてます。来年はMacBook Airで旅先から更新、なんてことになるかもしれません。

Milton Banana Trio "Milton Banana Trio"

Tenorio Jrの"Embalo"を聴いてからすっかりブラジルのジャズ・サンバという音楽の虜に…。もともとブラジル音楽は好きだったんですが、まったーりした「ただの」ボサノヴァはそんなに好きではありませんでした（カエターノ＆ガルの『ドミンゴ』とかも人気盤ですが、大きな声では言えませんが、ただの暗いボサノヴァじゃんとか思ってました。ジョアン・ジルベルトの『声とギター』みたいに緊張感あると好きなんですが）。むしろ私がブラジル音楽に求めるのは「フロアーの暗闇の中で踊る人々の褐色の肌に浮かぶ玉の汗」「地を這うベースライン」であります。Tenorio Jrの音楽にはその全てがあり、ジャズサンバという音楽は金の鉱脈であるかもしれない…と思いました。まあ、でもTenorio Jrは別格で、全部が全部ああいうクオリティではないということもわかったわけですが…。

というわけでジャズ・サンバ系のCDを集めているわけですが、もう少しショービズ寄りで良いなあと思ったのがこのミルトン・バナナ・トリオですね。Tenorio Jrとも共演してますが、"Embalo"のような研ぎすまされた凄みではなく「聴きやすさ」に比重が置かれており（『イパネマの娘』で始まるぐらいですから）、泥臭くなっていない。ドラマーのリーダー作という点では特殊ではないでしょうか。女の子にも断然勧められます。それでいてどの曲にもキメがあって、退屈しない。インプロヴィゼーションが延々と…とは無縁で、ぴしっと短い尺で終わるのも良い。

ジャズ・サンバに関しては今後もしつこく探求していきたいと思っております。

John Pizzarelli Trio "Live at Birdland"

現在ジャズ界一蝶ネクタイの似合う粋人、ジョン・ピザレリのニューヨークはバードランドでの（ドラムレス）トリオの二枚組。このフォーマットが彼自信のパーソナリティとしっくり合っており、とにかくスウィングしまくってます。曲間でのMCも丸々収録…これもギャグ満載で笑いが絶えません。グラスがぶつかる音もお洒落に聴こえてきます。ライブ観てみたい。

名前からもわかる通りイタリア人の血を引いているらしいんですが、にも拘らず（失礼！）かなり研究熱心なのではなかろうかと思われるギタープレイで、ジェイムス・テイラーの曲などもこなします。飄々とした風貌で超絶技巧を繰り出すところはオスカー・ピーターソンを彷彿とさせるところも。スローな曲の情感も実にいい感じ。風が吹けば飛んで行くような軽〜い（でも何故か泣けてくる…）声も魅力です。

決して世界を変えていく音楽ではありませんが、そんなのは変えたがってる奴にやらせておけばいい、という余裕あり。

リフォーム21 カーテン編

実に久しぶりのこのカテゴリーのエントリーです。最近無印良品でカーテンを二つ作ってもらいました。一つは玄関脇の窓に。もう一つは机の下の物置の目隠しです。両方とも今まではただ布を画鋲で留めただけ、という感じだったのでさすがにマズいだろうと。引っ越して2年ぐらい経ってるのに。

この学習机は実は小学校入学時から使っていて…というとびっくりされるんですが、まだ使える物を使うのは当然ですよね。私は正直エコとか苦手でボンボン物を捨ててしまう性格なんですが、これだけはずっと使ってます。しかも小学生のときより現在が一番机に向かっている時間が多い、という。机の下に潜って、天板の裏にカーテンレールを取り付け（あまりに大変だったため投げ出しそうになりました）、寸法を測ってからカーテンをオーダーメイド。色はダークブラウンにしてみました。

窓もカーテンレールを取り付けてから寸法を測ってオーダーメイド。色は明るめのベージュに。

おまけ。ドアの上部にガラス部分があるので、内側にコリンの「一年間」を置いていたんですが、チェットの「ジャズ・アット・アン・アーバー」に替えました。内容は勿論のこと、このジャケットが好きです。

Curtis Mayfield "There's No Place like America Today"

5年ほど前にこのアルバムのジャケットだけBLOGにUPしたことがあったんですが、そのときはこのジャケットのことについてしか触れてはいませんでした（教科書にもこの画像が載ってますよね…云々）。正直なところ、そのころはまだこのアルバムの魅力に気づいてはいませんでした。カーティスならもっと派手でわかりやすいアルバムもあるし…だいたいカーティスの代名詞と言えばあの壮大なストリングスなんだから…と思ってたんですが、ふと今この30分に満たないアルバムを手に取り、聴いてみると（という気分になっている時点で、もう既にカーティスが私の中に蒔いた種が発芽しているようなものなんですが）、めっちゃくちゃハマるんですよね…。地味で内省的なソウルという印象は変わらないんですが、この不穏な隙間だらけのグルーヴの中で、カーティスはいつも通り誠実さに裏付けされた悲痛なファルセットを繰り出し続けます。このアルバムの中にあるのは救いではなく、救いを求める切なる願いだけであります。別にアルバム自体の中に救いが無くたって、それを求める気持ちさえあれば、それが聴く人の気持ちと同調したときに何らかの福音となることだってあるのだ、と私は思います。