現在ジャズ界一蝶ネクタイの似合う粋人、ジョン・ピザレリのニューヨークはバードランドでの(ドラムレス)トリオの二枚組。このフォーマットが彼自信のパーソナリティとしっくり合っており、とにかくスウィングしまくってます。曲間でのMCも丸々収録…これもギャグ満載で笑いが絶えません。グラスがぶつかる音もお洒落に聴こえてきます。ライブ観てみたい。
名前からもわかる通りイタリア人の血を引いているらしいんですが、にも拘らず(失礼!)かなり研究熱心なのではなかろうかと思われるギタープレイで、ジェイムス・テイラーの曲などもこなします。飄々とした風貌で超絶技巧を繰り出すところはオスカー・ピーターソンを彷彿とさせるところも。スローな曲の情感も実にいい感じ。風が吹けば飛んで行くような軽〜い(でも何故か泣けてくる…)声も魅力です。
決して世界を変えていく音楽ではありませんが、そんなのは変えたがってる奴にやらせておけばいい、という余裕あり。
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