当BLOGをご覧の皆様、明けましておめでとうございます。昨年度中は大変お世話になりました。今年もよろしくお願い申し上げます。
---
先日某マラソン大会に仕事の後輩が出るので沿道で応援してたんですが、なんか私はすごくすごく感動したのです。後輩が頑張っていた、ということではなく(勿論頑張ってましたが)、人って一人一人ほんとに違うんだなあという当たり前の事実に、鈍器で殴られたようにはっと気づかされたのです。日常生活をしているとみんな同じような服を着て同じ姿勢で電車に乗ったり歩いたりしているから、全然違いなんて気がつかないんですが、マラソンでは一人一人の差異が物凄く強調されるわけです。若い人もいれば年老いた人もいて、派手な服の人もいれば地味な服の人もいて、男もいれば女もいる。走るスピードも違うし、フォームも面白いぐらいバラバラでした。しかもそれはなんら意図されたものではなく、真面目にやったら皆自然とそうなっていたわけです。そう…私が一番感動したのはとにかく皆真面目であったということなのです。ヘラヘラしながら走れるわけないのでそりゃ当然なのですが…。うまく説明できないのですが、その「皆が真面目に、かつバラバラで一心不乱にゴールに向かって走っている」という事実を私は頭ではわかっていたつもりでも、身をもって実感したのは初めてだったような気がします。そしてそのとき人々に対するいじらしさと愛しさが渾然一体となったような、なんとも言えない気持ちが私の中に沸き上がってきました。なぜなら我々にとってのゴールとは死そのものに他ならないからです。
そんなことをマラソンを沿道で応援しながら考えていました。
---
今年の抱負などはまた後日。一年間よろしくお願いいたします。
最近のコメント