久留里城を見学した我々は、さらに西に進みし大山千枚田を 目指しました。市街地の中に突如大山千枚田の表示が現れたので登っていくと、確かにそれらしき風景が広がっております。さらに登っていくと↑のような立派な千枚田が現れました。
前回のツーリングから約3ヶ月。オレンジ上司のC100が完成したということで、今年二回目のツーリングが催されました。今回もオレンジ上司と私の二人だけです。みんな忙しそうなのはわかるんですが、ちょっと寂しい。
房総半島にツーリングに行ってきました。大山千枚田を見るのが主な目的です。個人的に房総半島は二度目のツーリングでしたが、面白かったです。
それにしてももっと楽に動画の編集できないでしょうかね…。たったこれだけの動画作るのに何度強制終了させられたことか。Macだとそういうところ強いんでしょうかね。
我々の未踏の地、静岡にツーリングに行くことについては昨年からずっと考えておりました。でもなかなか決め手というのがありませんでした。そんな状況の中一つのきっかけになったのはタグさんのblogに乗っていた「静岡(しぞーか)おでん」の画像でした。あの真っ黒なスープのおでんが食べてみたい。それから有名な富士宮の焼きそばと「さわやか」のげんこつハンバーグを食べたい。さらに東海のカブ乗りの聖地らしい駿河健康ランド(するけん)を見て、名勝の三保の松原を見ておきたい。そんな思いから静岡に向かうことと相成りました。
長く走るたびに面影君のマフラーが外れていたので久々にメビに行って相談することに。
ボルトが折れてるそうで…とりあえず外れにくいナットで対処してもらい様子を見ることに。
ついでにオイル交換もしてもらいました。
その後は川口に帰ってきて今度はスーパーノヴァ号のパンク修理。やれやれ…。
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最近気になるもの二つ。
KOSS Porta Proの25周年記念版。布巻きケーブル!ハードケース付属!記念メダル付き!
Spiritualizedの「宇宙遊泳」レガシー・エディション!限定タブレット入り!
・・・両方買う必要ないな。
せっかく買ったD3000の使いどころがなくうずうずしていたので、青山の根津美術館に行ってきました。最近(て言ってもかなり前)リニューアルされたので行きたかったんですよね。
着きました。
エントランス。
展示室以外は写真撮影可能でした。コレクションで特に心引かれたのは牧谿筆「竹雀図」。
庭園を散策してみました。
都心とは思えない…。
全然期待してなかったんだけど、ちらほらと紅葉が。
すごいな一眼!
「NEZU CAFE」は並んでる人がいたのでやめときました。
神宮外苑の銀杏並木に行ってみました。
二本だけ色づいてる銀杏がありました。
相変わらず池袋の「中本」で味噌タンメンを食べて帰りました。
鎌倉の海岸線を走り、江ノ電の腰越駅前にやってまいりました。目前には漁港が広がっており、しらす料理の有名店が何軒かあるそうです。その有名店の一つの前まで来てみると、凄まじい長蛇の列!まともに待ったら数時間並びそうです。これは諦めるしかないな…と腰越周辺を歩いていると、路地の奥にそれほど人の並んでいない寿司屋が。のえ君もお腹空きすぎてぐったりしてるし、ここでいいや…と30分ほど並んで入り、生しらすセットみたいなのを注文。しばらく待って出てきたのは生しらすとその他幾つかのお寿司、しらすのかき揚げの天麩羅等。どれも凄く美味いけど、やっぱり生しらすの寿司が美味い。
食事を終えた後はR144を戻り、あらかじめ調べておいた江ノ電が綺麗に見えるポイントに異動しました。詳しく言うと七里ガ浜の駅の脇、鎌倉プリンスホテルの入り口に向かう坂なんですが、こちらは信号も無くて車も少なく、じっくりと海をバックに走る江ノ電を堪能できます。なによりこの場所は冨田ラボfeaturing畠山美由紀の「耐え難くも甘い季節」のPV(2:01秒あたり)に出てきた場所で、一度でいいから行ってみたかったので感慨深いものがありました。「そーか、あれはファーストキッチンの屋根だったのか!」なんて。それにしてもこの動画BLOGに貼るの三回目ぐらいかも知れませんね。
江ノ電を満喫した我々は再び鎌倉駅前に戻って、紀伊国屋の裏にあるスタバで休憩しました。ここ来るのは三回目ぐらいかな…。まだまだ行きたいお寺も多いんだけど、時間も時間だしお土産を買って帰ることに。
鎌倉でお土産を買うといえば小町通り、というのが定番なので、カブを置いたまま小町通りに出てみると、予想はしていましたが凄い人の数です。年末のアメ横でもこんな混んでないと思う・・・。端まで往復しても特に面白いものが無かったので、実家にはロールケーキを買い、職場には「江ノ電サブレ」を買いました。それにしてもロクなお土産が無い。
お土産も買ったので一路東京を目指します。流石に鎌倉街道は混んでましたが、横浜駅ぐらいからは順調な流れで、かなり早い時間に東京に着きました。板橋の「中本」で味噌タンメンでも食べて〆、としたかったんですがここも凄い行列で撃沈。池袋も大行列。じゃあ高田馬場の「二郎」に…って行ってみたら定休日。最後には新宿の「二郎」まで流されてようやく夕食にありつけました。
鎌倉はどんなに朝早く出発しようとも、日帰りじゃまだまだ時間が足りません。是非泊まりで(出来れば年内に)もう一度訪れたいです。
浄妙寺を後にした我々は、再び若宮大路まで戻り長谷寺へと向かいました。こちらで写経体験をするためです。
長谷寺に着くとさすがに日もすっかり昇って、かなりの賑わいです。入山料を払うところで写経の用紙(1000円)を購入。ちなみに入山料は300円也。
まずは観音堂に向かい、有名な長谷の大仏を見学。うーん印象は薄いな…。というか長谷寺自体ほとんどファミレスみたいなお食事処なんかもあり、言っちゃ悪いけど結構チャラい印象です。まあしょうがないか。
むしろ観音堂を出た後の展望台からの見晴らしが綺麗です。由比ガ浜から三浦半島のほうまでよく見えます。屋根の低い日本家屋の瓦が、陽光を反射して美しい。
写経の会場は長谷寺内の「慈光殿」と「弁天堂」という二つの向かい合わせの建物で行われています。両方ひっそりとしていますが、我々は意を決して「弁天堂」の方に入ってみました。
「弁天堂」の中では五~六人のかたが静かに筆を走らせていました。写経用紙と一緒にもらった紙に書かれている通りに、まずは部屋の前にある仏壇でお参りをして、仏壇の横に置いてある筆ペンを借りました(本格的にやりたい方のために、普通の筆と硯等も準備してあります)。私はめんどいので筆ペンでいきます。
会場には16席ほどの小さな机が用意してあり、座布団を敷いて正座するようになっております。正座がキツいor足が悪い方もご心配なく。ちゃんと椅子のついたテーブル席も準備されています。
早速写経に取りかかります。何も考えず薄く印刷された字をなぞっていくだけなんですが、これが結構な集中力を要します。大体筆ペンとはいえ筆を握るのなんて何年ぶりなんだろう?私は全くといっていいほど信仰心みたいなものを持ち合わせてないんですが、それでも集中していると次第に忘我の境地へと…まあ睡眠時間一時間だったから極限に眠かったというのもありますが。
写経は「延命十句観音経」(こちらはお手軽。15分ぐらいで出来ちゃうのでは?)、と「般若心経」(一時間半ぐらいは覚悟しましょう)から選べます。我々は勿論「般若心経」をチョイス。「般若心経」でも物足りない!ヒマでヒマでしょうがない!という人は、大丈夫。「写仏」ってのがあります。これは薄く印刷された仏様の絵をなぞっていくというもので、まあたっぷり三時間ぐらいはかかりそうです。私は老後死ぬほどヒマになったときのために「写仏」はとっておきたいです。
眠気+足の痛みに耐え、なんとか一時間ちょっとで写経を終え、目の前で写経しているのえ君をみるとまだ全然終わる気配が無い。集中してるなあ…。弁天堂の中で待ってるのも退屈なので、境内をぶらぶらしてから合流して、お寺のかたに渡してきました。写経は「写経清浄会」でちゃんと供養されるそうです。
朝マックしか食べてなかったため、写経を終えるとすっかりお腹がすきました。しらす料理を目指して江ノ電の腰越駅を目指します。
シルバーウィークはてっきり四日間丸々休めるものとばっかり思っていたんですが、現実というのは絶えず冷徹であり結局休めたのは最初の二日だけでした。そこでシルバーウィーク前日の夜中に、後輩ののえ君を誘って(急で申し訳ない…とも思ってない)、久々に湘南と鎌倉に日帰りで行ってみることにしました。最近また湘南に行ってみたくて、実は二冊もガイドブックを買っていたのです。
終電で家に帰ってから1時間ほど仮眠をとり、早朝5時に待ち合わせ場所の川口の「アリオ」に行くと珍しくのえ君が先に着いていました。相変わらず私が売ったアノラックとデイバッグ持ってるな…。
挨拶もそこそこに川口駅前で給油して、環七とR1を経由し一路鎌倉を目指します。何でこんな早い集合なのかというと、勿論連休初日の環七とR1なんて大渋滞が予想されるわけで、夜が明けきる前に都内と川崎、横浜を通過してしまおうという魂胆です。
これが功を奏したのか、さすがに都内も横浜もガラガラで一時間半後ぐらいには横浜を過ぎました。そこで目に付いたマックで朝マックをもそもそ食べながら休憩。本格的に鎌倉を目指します。食べると眠くなるのがツーリングの常ですが、ブラックのコーヒーをがぶ飲みしてこらえる。
まずは私が今回どうしても行きたかった「報国寺」を目指します。鎌倉街道で北鎌倉を抜け、鶴岡八幡宮の前を通り地図を見るため立ち止まり、ふと周囲を見渡すと「頼朝の墓」の案内が。とりあえず行ってみることに。
頼朝の墓は小高い丘の上にあるのですが、鎌倉幕府初代将軍の墓にも関わらずひっそりと(というか閑散と)しており、特に見所もなく下りてきてしまいました。そういえば頭上でがさがさっと動くものがいて、何かと思ったら野性のリスでした。
頼朝の墓を早々に引き上げ、竹林で有名な「報国寺」へ。1334年天岸慧広によって開山された、臨済宗建長寺派のお寺です。
本堂を覗くと中は厳粛な雰囲気の中で座禅を組んでいる人たちが。でもよく見るとお坊さんっぽくありません。あとでわかったんですが、このお寺では「日曜座禅会」ってのをやってるそうで、一般の人でも座禅を組み、精進料理をいただくことができるそうです。うーむ参加したい…。ただ朝7:30からってのがなあ。
本堂の横でお金を払い、中に入っていくと圧巻の孟宗竹の竹林が!実に見事であります。
約2000本生えているそうです。よく手入れされているのがわかります。
さらに奥に進むとその竹の庭に対面するように作られている「休耕庵」という茶席が。茶席っていっても正座して頂くという感じではなく、ベンチに腰掛ける感じだからオープンカフェみたいです。ここはほんとに落ち着きました。まだ朝の早い時間だから人もいないし、竹林と茶席を貸しきってるようです。すごく清々しい。
ここは抹茶オンリー(笑)なんですが、私は生まれて初めて抹茶飲みました。落雁二つと一緒にいただくのですが、落雁をちびちび齧りながら抹茶飲むのはほんとにいいものですね。「まさに私が求めていた場所だー!!」って思いましたからね。また一つ国内のお気に入りの場所が出来ました。外人の友達なんか出来たら真っ先に連れてきたい…まあ日本人の友達も少ないのに無理だろうなあ。蚊がいると蚊取り線香を持ってきてくれます。
次は報国寺の向かいに位置する鎌倉五山・第五位の浄妙寺へ。鎌倉五山に関しては円覚寺と建長寺は行ったことあるんだけど、それ以外は初めて。「鎌倉五山巡り」ってのもいつかやってみたいです。浄妙寺は1188年、足利義兼が開基。
こちらのお寺は幾度もの火災でほとんどが焼失してしまっているそうで、本堂が当時の面影を残すのみ。しかしこの本堂のシンプルな佇まいが実に良い!こうなるとほんとに火災で消失したことが悔やまれます。
こちらのお寺では枯山水の庭園を見ながらお茶がいただけるとのことで、ちょっと茶席の前でのえ君と相談の末(「こんなに茶ばっかり飲んでるのもどうなのよ!?」みたいな…)、結局入ることに。
浄妙寺の茶席は「喜泉庵」という名前で、目の前の立派な枯山水の庭園を眺めながら抹茶がいただけます。かなり大きな茶室で、25mプールぐらいの大きさがあります。今回は私は冷たい抹茶を注文し、庭園が眺められる赤い毛氈に座りました。報国寺の茶席は普通に座ってれば良かったんだけど、ここは畳の上なのでちょっと緊張してきました。茶道なんて全く習ったことなくてさっぱり作法を知りません。まあでも店員さん(というのか?)以外誰もいないし、まあ別にいいだろうと普通に正座してぼりぼり落雁を食って冷たい抹茶を飲みました。その後私より若いOL二人組みがやってきたんだけど、この二人は流石に作法を完璧にマスターしているようで(どこで習ったんだろう?)恥ずかしい思いをしました。
報国寺も良かったけどこちらの茶席も静謐で、目の前の枯山水の庭園が美しい。また縁側の脇に「水琴窟」と書いてある竹筒があり、ここに耳をあて耳をすますと水滴の落ちる澄みきった音が聞こえてきて、楽しい。お勧めの場所です。
浄妙寺は猫が多く(不思議と似た毛並みの猫ばっかりです)、そのへんをうろうろしています。私は猫が大好きなのでそのへんも良かった。境内の裏には「石釜ガーデンテラス」というレストランがあってこちらも美味しいらしいので(ちょーっと高いですけどね)、また浄妙寺、是非行きたいです。
次回へ続く!
久々にのえ君と二人で湘南・鎌倉にツーリングに行ってきました。やりたかったことの1/3ぐらいしか出来なかったけど満足です。鎌倉も日光と同じで一日じゃ回りきれない街だなあと思いました。晴天に恵まれました。
日光山内を堪能した我々は「いろは坂」を通って中禅寺湖を目指しました。小学校6年の修学旅行で日光に来たことがあるんだけど、そのときはまさか17年後に同じ道を新聞配達の人が乗ってるバイクで走ることになろうとは夢にも思っていませんでした(当たり前だ)。人生ってなんだか不思議なものです。
いろは坂は一方通行しかも二車線という快適さなんですが、路面が濡れてる上にカーブがきつく結構ひやひやしながらなんとか走破。中禅寺湖に着きました。
中禅寺湖では湖畔の喫茶店で休憩。典型的な「観光地の湖の喫茶店」という感じの店でした(だいたいニジマスの魚拓とかが壁に貼ってある)。
喫茶「スプーン」で休憩した我々は一応華厳の滝を見ようと思ったのですが、惜しくも時間切れ。いろは坂を辿って帰路に就きました。賑わいをみせる東武の日光駅前でお土産を買い、永遠に続くかと思われる杉並木を通りました(この杉並木を通過しないと日光入り出来ないというイベント性が日光の価値を何倍にも高めていると私は思う)。街灯が少ないうえに雨も降ってきて、この杉並木が尋常ではないほどに恐ろしい。日光の別の一面を見た気がしました。
帰りは二人とも猛烈にお腹を空かせていたため、熊谷にある小早川さんいきつけのインド料理店で超美味いカレーを食べました。初めて見た料理も幾つかありましたが、ほんとにどれも美味い。
熊谷で小早川さんと別れ、眠気でフラフラしながら帰宅。さすがに西巣鴨に寄る気にはなりませんでした。日光には確かに草津と同じで一日じゃ見尽くせない魅力がありました。またいつか必ず行ってみたいです。
いよいよ日光山内へ入っていきます。
ここで二社一寺共通の拝観券を購入します。1400円だったかな?
さあどういう順で攻めるか!とか考えていたんだけど、あらかじめ順路が決められてるんですね。まずは明治天皇がお休みになったという輪王寺内の逍遥園へ。
次に逍遥園横の輪王寺宝物殿へ。私は日本史選択だったのでなかなか面白かった。ここで一通り予習してから山内を見て回れるのはよいシステムですね。日光は奈良時代に勝道上人というかたが開山したということで、すごく長い歴史があるんですね。全然知りませんでした。
輪王寺の本堂です。三仏(千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音)が奉られています。圧倒される迫力。私は「馬頭観音」がいいと思いました。
次は東照宮へ。
陽明門は作りこみが凄い。
家康の墓。
東照宮から二荒山神社へ向かう。私はこの道が結構気に入りました。
二荒山神社。
家光の眠る大猷院。輪王寺の一部。日光山内でも奥まったところに位置していて、すごく趣きがあります。私が最も気に入ったところでした。しかし普段運動をしていない29'sにとってはかなりキツかった。
次回へ続く!
2009年、夏休み。翌日の天気が晴れそうだったので、小早川氏からツーリングのお誘いが来ました。前々から決めてた通りCUB21未開の地である日光に行くことに。今回はオレンジ上司はじめCUB21メンはお休みです。
翌朝七時。いつも通り西巣鴨からR17で熊谷を目指します。途中信じられないぐらいお腹が空いたので、小早川さんには悪いけど吉野家に飛び込んで牛丼(大盛)を食べる。それからボーズ・オブ・カナダとフェネスを聴きながら飛ばしていると、案の定眠くなってきました(笑)
熊谷で小早川さんと合流してからは彼に先導を頼み、二人で飛ばせるだけ飛ばします。天気は申し分ないほどの快晴。道も空いてて最高のツーリング日和ですが、こんなときに限って眠くなるんですよねえ。
R407→293→121で熊谷→太田→足利→鹿沼…と経由し、いざ日光へ。熊谷を九時に出て、12時前には日光に着いてました。
日光に入るところに延々と続く杉並木があったのですが、これが圧巻でした。バイクで行けども行けども先が見えてこない。江戸時代にこんな大事業をするのは相当の苦労があったはずです。頭の下がる思いです。
日光に着いたら、まず建物が有名であるらしい(日光は建築史的に重要な建物が散在してるそうです)JR日光駅へ…と来てみると閑散としています。100mほど隣に東武の日光駅もあるんですが、こちらはわいわい賑わっています。うーむ…と複雑な気持ちになりながら駅の二階に上がると、これもまたしなびた公民館のような、パイプ椅子と折りたたみ机が並ぶ閑散としたスペースになっておりました。JRもやる気見せろ!と言いたい。
少し進むととうとう日光の社寺が見えてまいりました。バイクが並んでるところに二台のカブを置かせてもらい、よし見尽くしてやろう、と思ったんですが、朝から食事を済ませているのは私だけということで、まずは食事をとることにしました。私は前もって日光山内にある「明治の館」って店をリサーチしておいたんで、バイクを置いて日光山内に向かいます。そのとき小早川さんが
「まさか今日定休日ってことはないよなあ?」
と言ったんで、ははまさかと言いつつケータイで調べてみるとバッチリ定休日!ほんとすみません。
さてどうするか…と土産物屋が並ぶ中を歩いていると一軒の鰻屋を発見。周囲の仰々しさに比べるとこざっぱりとしていて、なかなか好感が持てます。入ってみるとこれが大正解で、浦和の名店に勝るとも劣らない美味しさでした。日光に行ったら鰻をおすすめしますよ。
さていよいよ日光山内に入っていきます。日光は簡単にまとめると東照宮・二荒山神社という神社二つと輪王寺というお寺一つ、合わせて103もの建物が一つの山の中の中にすっぽりと納まっており、その山が丸ごと世界遺産になっているということでした。勿論同時に建てられたわけではなく奈良時代から増築に増築を重ねて(増築っていうのか?)現在の姿になったとのこと。
皆さんお久しぶりです。かねがね行きたかった日光に行ってきたのでとりあえず動画のほうからUPします。写真もいっぱい撮ってきたのですが、使いみちがあるのかな…?今回はCUB21からThe 29's(a.k.a. The Salty Slacks)のみの参加。
それにしてもCreative VADOは夜でも綺麗に撮れますね。いいオモチャ買いましたわ。
(前回の続きです)四年の歳月が経ち、戸田で再びカブ熱の上がった私は順調に(若干汚い手を使って)原付免許を取得し、新宿の明治通りのバイク屋の二階で見つけたノースマリン号を契約しました。
待ちに待った納車の日。私は意気揚々とヘルメットを抱えて店に赴きました。南浦和で後輩に教わったときと同じように、店の裏の路地でバイク屋の店長にリトルカブの乗り方を教えてもらいました。何回か路地を往復して、それではもう大丈夫でしょうということになりました。
私はそのころ杉並の明治大学の近くに住んでいたので、その店からは明治通り→甲州街道という、バイク初心者にしては相当な冒険をしなければ帰れませんでした。一度もやったことが無い二段階右折もバッチリ決めなくてはいけない。覚悟はしていましたが、いざとなると恐ろしいです。でもしょうがない。怖がっていたのではいつまで経っても乗れるようにはならない。
店長に挨拶をしてからカブを押して明治通りの反対側に渡り、エンジンをかけました。注意深くタイミングをはかって、車の流れが切れたところで明治通りに飛び出しました。身体中ガチガチに強張っています。教わった通りにシフトチェンジし、三速に入れるとぐんぐん加速し、目に映る街路樹や新宿のビル郡が、今までに体感したことの無いスピードで後方に光の束となって飛んでいきます。この瞬間頭の中で確かに煌くものがありました。巨大なスイッチが私の中でOFFからONになったかのような…それは私のかつて味わったことの無い類の歓びでした。ひょっとするとこれさえあればどこへだっていけるのではないか?という啓示のようなものが、身体の中を突き抜ける感じがしました。顔だってほんとにニヤーッとしていたと思います。
南浦和でカブに乗せてもらったときも、原付の免許を取るときスクーターに乗ったときも、カブを買った後で中型二輪の免許を取るためにCB400SFに乗ったときもこういった感情は一切湧き上がってはきませんでした。初心者なのに交通量の多いところを走らなければならないという緊張感が影響したのでしょうか…。それとも私とカブという乗り物の波長がもともと合っていたのでしょうか…?そのときの気持ちは今でも確かに私の中にあり、それを反芻するためにカブに乗り続けているのではないか、とふと思うことがあるのです。
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