6時ちょうどぐらいにAXに着きました。幸いまだ始まっていないようです。よかった。ソールドアウトだったようです。お客さんはやっぱり20代前半ぐらいの人が多かったですね。私も気持ちはそんな感じなんですけど、そう思っているのは自分だけなんだろう…。あ、そういえばtwitterによると木村カエラさん(とお子様)も二階席にいたようですね。
シャンディガフを買って後方に場所を確保してちびちび飲んでいると客電が消えて、ヴァセリンズ「サン・オブ・ア・ガン」(ヴァセリンズ、去年来日しましたね)に合わせてN'夙川BOYSの三人登場。そして「プラネットマジック」が始まる…と、なぜか目から汗が。それほど好きな曲でもなかったのですが。三人とも子供のように真っ直ぐで、観ていてほんと眩しい人たちです。最近そういう人に弱い…。三人とも予想外の動きをするからスタッフの人が大変そうでありました。マイクスタンド倒すし…。
「演奏力など言い訳程度」というバンドですが、確かにヒヤヒヤする場面も多かったです。しかしそれも全てバンドと観衆を巻き込む推進力に転化してしまう力がこのバンドにはあるように思いました。あんまりリハーサルしないバンドらしいですが、それが正しいのではないかと思いながら聴いていました。結局ロックなんて発生した時点からちっとも高尚な音楽だったことなどないし、優れたリフと勢いさえあればいいのだと思います。どん詰まったらどん詰まったでそれも誠実さではないかと。
曲は先日出たベストアルバムから全部やったる!ということでした。「CANDY PEOPLE」「物語はちと?不安定」「アダムとイブがそっと」など、疾走感ある曲が彼らに合っていてとても良かった。マーヤさんとシンノスケさんが同時にギターの背面弾きしたり、「物語はちと?不安定」ではシンノスケさんが消えたと思ったら二階席の柵を乗り越えたり(落ちないかとハラハラしました)、バービーボーイズの曲ではレイザーラモンRGさんが登場&ダイブしたりとやりたい放題。
個人的に心に残ったのは「死神DANCE」でのマーヤさんの絶唱。それから「メロディー」が良かったと思います。もともとジーザス&メリーチェインの「ジャスト・ライク・ハニー」みたいな曲なんですが、あの「ダン・ダ・ダン」というフィレスっぽいリズムを生かして、どんどんノイズのフィードバックを増幅して行って…というところがかっこよかった。そのままギターを放置して出て行ってしまうところも先日観たマイブラのライブを思い出させました。まあ、マイブラと比較したらかわいそうですが…。
ライブを観ていて、だんだんと紅一点のリンダdadaさんから目が離せなくなってしまいました。実際はかわいいというよりすごくかっこいい(まあ、かわいくもあるんですが)人です。ドラムもかなりパワフルで上手い。あんなスリムな身体のどこにあんな力があるんだろうか?マイクを持って歌っている姿はまるで豹のようにしなやかだし、歌も表情もとても表現力があると思いました。かといってMCはおばちゃんのように(笑)人懐っこい。本当に魅力的な人だな〜と思いました。そのうち国民的な人気が出るのかもしれません。
ライブの最後は何故かみんなでビートルズ「オール・ニード・イズ・ラブ」の歌詞を「オール・アイ・ニード・イズ・サンクス」にした替え歌を合唱し終了。出口で夙川ギターピックをもらいました。これで今度ギター弾いてみよう…。
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