本郷三丁目「FIRE HOUSE」そして日本橋「BROZERS'」と食べてきたら、どのサイトとか本にもそれら二店と同じような扱いで出ている「Baker Bounce」という店が気になりました。と、いうことで行きましたよ。三軒茶屋まで…。環七から246に出て、すぐさま三茶の駅前通りに入ろうとしたら車両通行止め…しかたなく三宿あたりまで迂回して再び三軒茶屋へ。カブを引きながらしばらく歩くと、まさかこんなところに…というところにぽつりと小さな一軒家(といった風情であります。内装さえ取り替えちゃえば西武新宿線の駅の商店街にある、ごくフツーのクリーニング屋といっても通用しそう)がありました。
店はいっぱいだったので、並んで(といっても私しかいませんでしたが)いる間に店の写真をとったりジロジロ眺めまわしたりしてました。しかし…お洒落ですねえ。これしかない!という絶妙な古びかたをしている建物であります。欲をいうと、ハンバーガー屋ってどの店も結局は同じような感じになってっちゃうんですかねえ…フィフティーズ・ノリっていうか、コカ・コーラの古い看板とかネオンサインとか…。なんか毎週ハンバーガー屋巡礼をしていたらそういうのが物凄く目に付く、というか食傷気味になってきました。これってコスプレと変わらないんじゃないか?みたいな。ちょっとこっちが恥ずかしくなってくるところもあります。「茄子おやじ」みたいな、ああいう簡素かつ主張のある感じが私は好きなんですよねえ…。まあそれはこの店が悪いんじゃなく私の気の持ちようの問題なんですけどねえ…。
私はもちろん「ハンバーガーの本」で一番人気と書いてあったベーコンチーズバーガーとジンジャーエール(辛口)を注文して待ちました。ジンジャーエールはもちろんウィルキンソンです。久々に飲んだらちょっとむせましたけど、やっぱ美味いですね。
ハンバーガーを注文してから出てくるまでに結構時間がかかります。どうやら自分でケチャップとマスタードをつけて挟んで食べる、ということだそうで…なるほどなるほど。10分ほど経って運ばれてきたブツはうーむ、さすが!と唸ってしまうぐらい美味しい。30年近く生きてきてこのハンバーガーの味を正確に叙述できるだけの語彙を身につけることの出来なかった我が身の浅薄さを呪い、それほどの教育しか施すことの出来なかった国家を憂いたくなるほどに…嘘です。そこまでじゃないですw というかそんなハンバーガーは存在しません。
結論としては、美味しかったです。確かに美味しかったんですけど、食べながら、味覚オンチの私としては前述の二軒のハンバーガーとこちらの店のハンバーガーが並んでたとして、見分ける自信はないなあモグモグ、と考えておりました。それなら家から一番近い「FIRE HOUSE」だけ通ってればいいんじゃないか?とか思ってしまいます。
[追記] ちなみにBGMはクレイジーケンバンドでした。
「ハンバーガー」カテゴリを作ろうか悩んでます。というのはそろそろ飽きそうな予感がしないでもないので…。
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