沖縄旅行記 3日目-1

沖縄滞在3日目も5時台に起床。夜は旅行中の日記を書くことぐらいしかやることがなく、すぐに眠ってしまうので、いくらでも早起きが可能です。4日目に初めてホテルのフロントでPCが借りれるということを知りました…。

3日目も一日中晴れというわけにはいかなそうなので、用心してホテルを出るときからレインスーツを着たままでした。3日目は沖縄島の北半分を一周します。

ホテルからカブで飛び出すとR58を北上していきます。とりあえずA&Wが美浜のアメリカンビレッジというところにもあるらしいので、そこで朝食をとろうとしたところ、まさかのCLOSED！A&Wってどこも24時間営業じゃないのか！美浜のあたりは飲食店が沢山あるんですが、どこも10時～とかばっかりなので、諦めてしかたなくそのままR58を北上…。

 

まずはこちらも世界遺産・座喜味城へ。

そして残波岬へ。

万座毛。

万座毛を過ぎたあたりでようやくこの日初の食事。ファミリーマートのタコスまんと無印良品のバナナバウムでした。

R58からR104に入り、昨日来た道を逆送して再び太平洋側へ…。そしてR329でずんずん北上していけばそのうち沖縄島最北端に出るだろう、とぼんやり走っていると、いつの間にかR58と合流してしまいました。あれれどーいうことだ？と混乱したんですが、R329はそのまま走っていると大きく曲がってまた東シナ海側に戻ってしまうんですね。なるほど…と今度はR14というのを使って再び太平洋側へ…どう考えても沖縄島横断し過ぎ。そしてR70という海沿いの道を北上していきます。

 

太平洋側に出ると慶佐次湾というところにマングローブの森が広がっていました。自然のマングローブなんて初めて見ました。じっと浅瀬を見ているとシオマネキやトビハゼが動いています。さらに（ちらっとですが）野生のカワセミが目の前を横切りました。あれ、ほんとに鮮やかな色なんですね。一瞬のことでしたがこの旅行で一番鮮やかな記憶として残っています。ここはお勧めの場所です。

そのまま北上していくとだんだんと人家もまばらになっていき、深い緑と青い海、白い砂浜だけの世界になっていきます。うーんなんか凄いところ走ってるな…。

ヤンバルクイナ飛び出し注意の標識が。飛び出してきてもどれがヤンバルクイナか私にはわからない。

東村から国東村に入ったころだったでしょうか。雨が降り始めました。カッパを着ているからしばらくはなんとかなっていたんですが、やっぱり半ヘルというのは相当厳しく、山のど真ん中を走っているとき「もうこれ以上走れない！」というところまで追い詰められました。豪雨の中顔を手で拭いながら走っていると、幸運にも緑濃い山の中にぽつんと公園の「あずまや」的なものがあり、そこに転がり込みました。かといって雨脚は一向に弱まる感じはなく、このままだとしばらくは降り続け、ここに足止めを余儀なくされそうです。そうなると今後のツーリングの予定が全部狂ってしまいます。どうしたものか…とデイバッグをごそごそ漁っていると、幸運にも（本日二度目の幸運！）去年から入れっぱなしだった小さいサングラスが出てきました。上手くいけばゴーグルの代わりになるかもしれない…ととりあえずかけて出発してみました。うん、これで十分先に進めそうです。 自らのずぼらさに感謝した瞬間でした。

そしてようやく沖縄島最北端の辺土岬に到着。これで無事帰れば「沖縄島を一周した」と胸を張って言えそうです。ちょうど雨も小降りになってきたので、R58に乗って那覇に向かうことにしました。