このへんでちょっと乗っているリトルカブのインプレなどを…。レンタルバイクの店の店長によると、このカブは長いことしまわれたままで、最近になって引っ張り出してきて整備し直したんだそうです。メーターを見ると1400kmしか乗っていません。ノースマリン号の1/20です。そのわりには結構使用感があり、前述したようにレッグシールドが明らかに社外品のものに取り替えられてて、そこだけちょっと浮いてます。
箱はほんとに重宝しました。勿論物を入れられて、入れたものが雨に濡れないっていうのもあるんですが、寄りかかれるというのが結構ポイント高いです。300km以上乗ってると背もたれがないと辛すぎるんですよね。
セル付き四速っていうのも初めての経験だったんですが、セルは確かに便利です。特にこういう見所がいっぱいあるようなところだと降りて、観光して、エンジンかけて…っていうときキックしなくて済むのは助かります。最後の方はキックなんて一度もしてません。 四速に関しては、正直あまり必要ないな…と思ってました。ギアアップしていくときは確かに便利なんですが、ギアをダウンしていくときはどうしてもいつもの癖で一番下まで下げ忘れてしまうんです。だから信号が青になってGO!というとき二速スタートになって後ろの車に迷惑かける、ということが何度もありました。これには最後まで慣れませんでした。「セル付き・三速」だったらよかったのになとか思っていました。
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奥武島を出た私はニライ橋・カナイ橋(ニライカナイっていうのは『理想郷』の意)を渡り、沖縄南部をぐるっと回り中城村にある世界遺産・中城城を訪れました。
次に与勝半島の付け根にある世界遺産・勝連城へ。
半島の真ん中の高台にあるので、両サイドに海が見える。ダイナミックです。
与勝半島の先から、海中道路を使って四つの離島を目指します。天気も晴れてるし、両側は綺麗な海だし、カブにも慣れてきたし、最高にアガります。
海中道路は1430mもあるんですが(よく作ったよ、こんなの)、その間に道の駅ならぬ「海の駅・あやはし」があります。ここで昼食をとることにしました。バイキング形式になってまして、ティビチからスパゲティから沖縄そばから玄米ご飯から近海もののネタを使った寿司からなんでも食べ放題。それで800円ぐらいだったと思います。実に安い!個人的にティビチは結構しつこくて骨がめんどくさくて苦手な感じでした。
ブルーシールの配達車。可愛いですね。
海中道路の残りを走り抜け、浜比嘉島、平安座島、宮城島、伊計島と順に見ていきました。浜比嘉島は本当に素朴な海に面した沖縄の集落が見れます。
四つの離島を走り終えた私は再び本島に戻って、とある沖縄名物を食べるために金武町を目指しました。と、ここで雨がぽつぽつ降ってきたかと思うととたんに土砂降りに。典型的な沖縄のスコールです。たまらず一階が駐車場になっているビルに避難。
あっという間に雨は止み、仕切り直して金武町を目指します。目指す店は金武町の米軍キャンプのゲート目前にありました。タコライス発祥の地・パーラー千里です。なんかもう独特なオーラを放つ店です。周囲は、以前コタくんと行った横田の米軍基地のゲート前と凄く似た雰囲気です。アメリカのようで日本のようで…という。
意を決して店の中に入ると、意外にも気さくに迎えてくれました。客は私しかいません。店は70年代のゲームセンターか喫茶店のような感じで薄暗く、壁はカーペットのような生地が貼ってある。賛否両論あるでしょうが、私は一発で気に入りましたw
タコライスの野菜入りを注文し、しばし待つと、出てきました。普通に注文したのに一瞬ギョッとするほどの大盛りです(席に運ぶとき、キャベツを少しこぼした)。セルフサービスなので受け取りに行き、チリソースとケチャップをかけてガツガツ食べると…美味い!店の雰囲気に反して実にフレッシュな味です。この店は気に入ったな~。また来よう。
パーラー千里を出て、R104を使い沖縄島を横断し、R58に出ました。後はホテルに帰るだけなんですが、ここで再びスコールが。しかもかなり長い。諦めて走ってたんですが、借りてるヘルメットが半ヘルだからかなり辛いです。目が開けてられない。それでも全力で死ぬ気で走ってると那覇市内に入ってから雨が止みました。またA&Wに行って(沖縄の人は『エンダー』って呼ぶらしいですね)ちょっと休んでから、コンビニで「さんぴん茶」を買ってホテルに戻りました。明日も朝早くからツーリングなのですぐにベッドに入ると夢も見ずに眠りました。
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