HLS

V.A. 「ブラック・ミュージックの伝統~ジャズ、ジャイヴ&ジャンプ篇」

故・中村とうよう（合掌）による丁寧な解説が素晴らしい、ジャズの展開をニューオーリンズ→スウィング→バップ…というよくある流れではなく、外縁の音楽からの影響も含めて追っているのが興味深いコンピレーション。解説の中に「ルーツとはその展開の中にある」とありましたが、それがとてもよくわかる企画盤。

 

こういう音楽を高校生の頃聴いてもサッパリわからなかっただろうなあ、としみじみと思ってしまいました。でも今は良さがわかる、と言い切れます。本質がわかる、なんて言えませんし言葉にすることも難しいんですけど。

 

ジャズの歴史は芸能（保守）と前衛（革新）の歴史であるとも言えると思うのですが、ここに収められた音源の前半は、自らが「芸能」であることに特に疑問を持つこともなく、愛想良く振る舞っています。にもかかわらずくぐもった音の向こうからでも伝わるこの躍動感！

 

私たちが何かのルーツを辿っていくとき、まるで最終的に何か全てに共通する岩盤のようなものがあるかのような確信を抱いていたりするのですが（本作品を聴くまでの私がまさしくそうだった）、実際にはそれは幻想であり、はぎ取っていったもの中に本質がある、ということのほうが多いのかもしれません。そしてそれはまだかろうじて歴史的な文脈を意識していた90年代に10代を過ごした我々が陥りやすそうな幻想である気がします。

塚本功 "Live Alone"

おそらくは演奏者の最高の資質が発揮されているソロライブ。木片にビンビンに張った鉄の弦（昔自分がギターのチューニングの時何度も弦を切ったことを思い出した）を引っ掻いた音を増幅するという、エレキギターという楽器の本質的な野蛮さを思わず考えてしまう。イージーリスニングの曲をジョン・リー・フッカーのようなブルーズマンが演じたらどうなるか？という命題に対する取り組みの数々。だからバカラック作"Close to you"(個人的ベストトラック)でも「エデンの東」でも、我々の記憶に当然のように自然かつ強烈なディストーションがかかっていく。"Altogether Alone"の音源化も嬉しい。子供の声が入り過ぎっていうのは賛否あるかと思いますが、過去三作の中では私は最も気に入りました。

LITTLE TEMPO "RON RIDDIM"

ミュート・ビートとかサイレント・ポエツとかその辺りを全然聴いたことが無かったので最近聴いてみているのですが、この作品は図抜けて素晴らしいな！と思いました。ジャマイカン・ダブから遠く離れた（かといって本質は蔑ろにされているように感じない）日本のダブ。「拙さ」を「シンプルさ」とすり替える、などというコスい真似ではなく、洗練され流麗でありつつも、そのまま流れていかずに何か引っかかる。スティールパンやキーボードやヴァイヴ（それに虫の声）等々上ものは入りつつも、風通しがよく余白を感じるサウンドスケープで、本当に気持ちがいい。ちょっと酔っぱらいながら聴くと最高ですな。

最近買ったもの（2011年9月）

紺色のヘルメット。「２りん館」の店内放送でよく言ってますけど、ヘルメットの法定使用期間って３年らしいんですね。もうたぶん３年以上新しいヘルメット買ってないと思うので、久々に新調しました。ずっと探していたネイビー/紺色のヘルメットが見つかったのでネットで購入。

念願のガスファンヒーター。今の部屋に引っ越してきてから毎年色んな方法で寒さをごまかしてきたんですが、もうさすがに限界だと思いました。そこでまだ残暑厳しい9月の初めに東京ガスの人を呼んで細々と相談しました。なぜガスファンヒーターにしたか、というと

・エアコンやパネルヒーターよりランニングコストが低い（らしい）

・エアコンやパネルヒーターより足下からすぐ暖まる（らしい）

・石油ファンヒーターのように燃料を買ったり入れ替えたりする手間がいらない

といった理由が挙げられます。ガスファンヒーター導入にあたっては工事する覚悟もしていたのですが、うまくガスコード引っ張ってくれば工事無しでもいけるようでした。工事代もかからなかったし、暑い時期に買ったので値引きも大きく、予想していたのよりかなり安い値段で買えました。

パナソニックのアイロン。

あと最近のmusicカテゴリの更新を見ていただければ一目瞭然かと思いますが、最近比較的新しめの邦楽結構聴いております。CD棚がいっぱいになってるのに…どうすりゃいいんだこれ。

Fishmans「’98.12.28 男達の別れ」

実は私は彼らの熱心なファンではなく…大ファンの人にはぶっ殺されそうですが（信者みたいな人がいるので近寄りがたかった、というのもあります）特に初期の作品の良さは未だによくわからないのが本音です。後期に近づけば近づくほど（それはすなわち佐藤伸治の死が近づけば近づくほどということであり、その両義性がとても辛い）どんどん心に食い込んでくる気がします。と同時に後期に向かうほどこちらが勝手に共感できる余地も減っていき、音像自体も一切の甘えや共感を許さない超然としたものになっていくように思えます。後期第四のメンバーことZAKの影響も色濃い深くダビーな音響構築と、ほとんどプログレのような展開は本当に唯一無二。「宇宙　日本　世田谷」がオリジナルアルバムでは最も好きですが、今まで聴いた彼らの全てのアルバムの中で最も気に入ってるのが本作品。「宇宙　日本　世田谷」収録曲も生のまま聴こえてきて耳が痛く、来年のことを気丈に明るく話す佐藤氏のMCが胸に痛い。とにかく「ロングシーズン」が圧巻です。曲が終わった後10秒ぐらい呆然としてしまった観客がうらやましい。

サケロック "Songs Of Instrumental"

マーティン・デニーの曲名から取ったバンド名ですが、マーティン・デニーのエキゾチカほどは（ていうかあの人の諸作品の振幅は凄まじすぎ）世界中を飛び回っている感じはせず、楽曲の構成段階において奥行きを深める試みが感じられます。無理せず自分の足下を掘ってみる、といった感じが好印象。細野晴臣の影響もくっきりと。各楽器本来の、極端なまでのノン・リヴァーヴの響きを大切に…（それでこのタイトルなのか？違うか…）という姿勢に90年代後半の「音響派」の仕事が想起されます。「ちかく」という曲が泣ける。

吾妻光良&The Swinging Boppers "Stompin' & Bouncin'"

一曲目「歳には勝てないぜ」の「朝起きると足の親指が腫れてたりしていなーいか！」というコールに大笑いしながらも聴き進めると、不思議な感動が沸き上がってくる。メンバーに誰一人イケメンがいるわけではないのにこの尋常でないかっこよさはなんだろう？オザケンの「球体の奏でる音楽」とか小島麻由美のように素材としてジャズを取り入れた音楽ではなく、こういった表現以外出来ない…という捨て身の肯定（開き直り）に何故か勇気が出てくる。むしろ日本人が行うジャズ的な表現はこうでなければならないのではないか？という説得力がある。国産ジャンプジャイブの最高峰にして、今ライブが一番観たいアーティスト。

DJ Shadow & Cut Chemist "Brainfreeze"

最近好きな音楽といったら、ランニング中に聴いていられるかどうかということだけが焦点になってしまう節がありまして…最近ずっと聴いてるのがこちらです。結構昔のものなんですが、DJ ShadowとCut Chemistがレア7inchファンクを延々と繋ぎ倒しコスり倒していく、という。悪いわけがない。短い尺でどんどん切り替わっていくので走っているときに全然退屈しません。ペースも上がるというもの。不勉強なのでほとんどの曲のタイトルわからないんですが、私がレア・ファンク道に開眼することとなったFunka Size "Because you're funky"がやっぱりアガります。最後は"Endtroducing"でおなじみのあの曲。

塚本功LIVE@下北沢lete

国立「福助」でのライブを観て感銘を受けたので、下北沢leteにて塚本氏のライブを観てきました。あいにく台風のおかげでお客さんは多くありませんでしたが、そのぶん福助で観たときよりじっくり集中して演奏を堪能。ニーナ・シモンの曲がすごく良かったです。「A列車で行こう」を聴いていたら「スウィング・ガールズ」を思い出してしまいました（笑）。アンコールは「素晴らしきこの世界」で〆。大満足です。酒はよくわからないのでギネスビールとブラディ・メアリーを飲んでました。

東京の夏休み・8日目

8/18(金)

夏休み最終日。本来ならこの日グラスゴーから帰国していたはずなのに…。

 

午前中はプールで1.2km泳ぐ。ここは夏の間しか公開していないようだから、これで今年は最後の利用になると思います。お世話になりました。でも泳ぐのはほんと面白かったな…しかも最後の数日間でやっとコツがつかめてきたような感じがしていたのに…ほんともったいない。

 

自転車に乗り換え、「豚喜」で「小ラーメン・野菜ちょい増・ニンニク」を注文。注文してから気づいたけど今日は人と会うのにニンニク入りのラーメンなんか食べてていいのか…。で、クリーニング屋に寄って、ドラッグストアで歯ブラシを買い、帰宅。

 

家で「のだめカンタービレ」の最後の数巻を読み、無事読了。これはほんと面白いマンガだった…。絵もギャグも思ったより全然あっさりしててどんどん読めてしまいます。湿度が無くてカラッとしてるというか…。演奏シーンもあっさりしてて良かったです。ドラマ版も観てみます。

夕方から友達と誘い合わせて渋谷カフェ・アプレミディへ。たまにはこういうお洒落プレイスへも行くのだよフフフ…。いや、ほんとにたま〜にしか行けない…（経済的な意味で）。ソファーの席が空いてたのでそこに陣取ってだらだらと3〜4時間ぐらいワイン飲んだりカクテル飲んだり…。

友達はこの生ハムが一番美味しかったとのこと。

私は甘いものも結構いけるので、このタルトが一番美味しかった。

 

そんな2011年の夏休みの終わり。こころゆくまで楽しんだので明日から仕事頑張ります。

東京の夏休み・7日目

8/17(水)

朝から元気に市民プールへ向かう。1.1km泳ぎ帰宅（だんだんと記述が簡潔に）。50m泳いでも息が切れなくなってきました。せっかくちょっとはマシに泳げるようになってきたのに、またプールに行けなくなるのは勿体ないなあ…。かといって仕事しながら毎日プールに通ってジョギングする体力も気力も私にはありません。

 

家に帰ってきて予約してからカブで美容室へ。その前に早稲田のカレー屋「メーヤウ」（確か店名はタイの村の名前）に行ってグリーンカレーを食べる。日本人向けのタイカレーという感じ。久しぶりに食べましたけど、私はなんだかんだでここのカレーが一番好きかも…と思いました。死ぬほど辛くて美味いポークカレーも食べたかった。

 

喫茶店でアイスコーヒーを飲んだ後、美容室へ。焼けましたね、とびっくりされる。鏡の前に座ってよく見ると確かに真っ黒です。プールの監視員の人かと思いました、と言われました。

 

帰ってきて「のだめ」の続きを読んだり、ネットしたり…。よく考えてみればこの休みの間一度もテレビを観ていません。何のために買ったのか…。

 

深夜におもむろに着替えて、ジョギングへ。10km走るつもりがバテバテで8kmしか走れなかった。今更気づきましたが、自分では意識してないけど毎日の水泳とランニングで相当身体は疲れてるのかもしれません。いわゆる「筋肉痛」というのはほとんどありませんが。

 

明日が休日最終日。

東京の夏休み・6日目

8/16(火)

なんかだんだんとやることがなくなってきた6日目。今日も午前中は市民プールで過ごしました。1kmは泳いだと思います。もちろん休み休みですが…。走っているときと違って泳いでいるときはほとんど何も考えません。向こうに辿り着くのに必死なので考えごとしてる暇がないので…。

 

泳ぎ終わったら再び川口の「豚喜」に行って、初めて「つけ麺」を注文。こちらも美味しかった。冷たい「二郎」系ってかなり妙な物ですが…。

 

家に帰って布団を干して洗濯をして、部屋の掃除をしてから昼寝。起きたら延々と「のだめカンタービレ」を読む。うーむこれは今年読んだ漫画の中で一番面白いぞ…出来事中心であっさりテンポ良く進んで行くのがいいですね。DVDも観たい。それからSWITCHのジャズの特集「新訳ジャズ」も読んでましたが、これは正直あんまり面白くなかった。

 

夜10時過ぎからおもむろにジョギング開始。結構キツかったけど10km走りました。走ってるときずっとレイ・ハラカミの「わすれもの」を聴いていました。暑いうえに湿度が高いとほんとに走りづらい…ということは東京の夏はランニングには全然向かないってことですよねえ…。

東京の夏休み・5日目

8/15（月）

おかげさまでアクセス数が右肩上がりにぐんぐん上昇中です（ちょっと飽きてきましたけど…笑）。

 

今日はプールが休みなんで、ゆっくり起床。色んなバイク屋に電話してリトルカブのブレーキワイヤー交換できないか聞いてみるも、どこも今お盆休み…ってことで諦める。そうこうしてるとお腹が空いてきたのでカブを飛ばして「すき屋」へ。ニンニク牛丼っていうのを食べたんですが…イマイチでした。素直に鮭・納豆定食にしておけばよかった…。

 

帰りに「スポーツオーソリティ」に立ち寄ると、青山のニューバランスの店にも在庫が無かったモデルが普通に売っていたので慌ててGETしました。まあネットで注文しちゃったものは後でキャンセルしておこう…。立ち寄った甲斐があった。

 

軽く昼寝して、トイレと風呂の掃除をする。その後一気に「ハチクロ」「けいおん！」を読了。「ハチクロ」の感想は…まあただただ眩しいなあと。読みながら美大に入っていたらどうなっていたのか？と考えていました。「けいおん！」はかなり好き。ハマりそうです。映画も観に行きたい。実写化するなら澪ちゃんは私が推してるSKE48の松井玲奈さんにやってもらいたいです。

 

漫画を読むのにも飽きると早速買ったばかりのスニーカーを履いて8km走りました（ほんとは10kmいきたかったけどバテた）。MR890っていう結構新しいモデルなんですけど、軽いのにクッション性が高くて安心して走れる感じがいいですね。まだ足の方が慣れてないのでちょっと痛くなった箇所もありましたが、そのうち馴染んでくるでしょう。 これ一足でトレーニングもレースもいけるそうです。

 

汗びっしょりになったので、そのままカブでM.F.S(マイ・フェイバリット・スパ）の「七福の湯」へ。ぬるめの露天風呂にゆっくり浸かったりサウナに入ったり。帰宅して就寝。

東京の夏休み・4日目

（※三十路の男が毎日泳ぎ、ラーメンを食い、買い物し、ジョギングするだけの日記に何の価値があるのかという疑問と戦いつつ更新）

8/14(日）

起きたら天気を確認。降水確率は30％とのこと。今日も蒸し暑い日になりそう。

 

早速午前中から市民プールへ。明日はプールが休みなので頑張って1時間半ぐらいみっちり泳ぐ。20本は泳いだと思うので、1kmぐらいかな？段々楽に泳げるようになってきました（が、おじさんおばさんにバンバン抜かれるぐらい遅い…）。

 

いったん帰って、苦労してパネルヒーターを「ハードオフ」までカブで運び、買い取ってもらおうと思ったんですが、あっさりと「取り扱ってません」の一言。とほほ…（って口で言ってる人見たことないですよね）。しょうがないからまた苦労して持って帰って、今度はそのままカブで池袋へ。向かった先はラーメン屋「中本」。お昼時だからか1時間ほど並びました。この季節に長時間の並びはキツい！ふらふらになったころようやく味噌タンメンにありつけました。味はいつ食べても安心のクオリティ。それにしてもほんと同じものばっかり食べてるな。

 

食べたらカブに跨がり川口へ。思い出したのでアリオで「アイスボックス」を大量に購入。これ、一つが10kcalぐらいしか無いんです。それを知ってからは夏の間冷凍庫いっぱいに買い込んでガリガリ食べまくってます。

 

帰宅して「ハチクロ」の続きを読み（だんだんハマってきた）、ちょっと眠ってからシャワーを浴びて大宮駅に向かいました。後輩とビアガーデンに行く約束なのです。ちなみに私は初ビアガーデンです。高島屋の屋上に着くと私が想像していた通りのビアガーデンが広がっていて嬉しくなりました。夏の夕暮れ（しかも涼しい）というベストな時間帯！バンバンビールを飲み、騒ぎました。すっかりビアガーデンという場所が気に入りました。また来よう…。その後はモスバーガーに行ってちょっとダベってから解散。

 

このまま家に帰って寝ると食べ過ぎ＋飲み過ぎの罪悪感に襲われそうだったので、10kmジョギングしてから就寝。

東京の夏休み・3日目

8/13(土）

ソニックマニアの疲れはありましたが、午前中に目が覚めました。昨日の余韻が残る頭で今日何をするか考えました。とりあえず昨日は共栄堂のカレーしか食べてなかったので、外食を取りに出かけることに。パンクした自転車をアリオ川口の自転車屋に預けてから、川口の「二郎」インスパイア系のラーメン屋「豚喜」で「小＋ニンニク＋野菜ちょい増」を食べる（最近はだいたいこんな感じのトッピング）。自転車を受け取りがてら、壊れた水泳用のゴーグルをアリオで買い、「ヴィレバン」をひやかして、クリーニング屋に寄ってから帰宅しました。

 

今日は家でヤフオクで大人買いした「ハチクロ」「のだめ」「けいおん」を読もうかと思っていたのですが、まだプールが空いていたので早速購入したゴーグルを持って行って500mほど泳ぎました。昨日よりだいぶ息が続くようになってきました。ただ私は学校で水泳を習っただけなので多分フォームが滅茶苦茶なんですよね。機会があれば一度でもいいから誰かに教わりたいものです。

 

泳いだら少し昼寝して、BLOGの更新をしたり漫画を読んだり…。相変わらず山下達郎「Ray of Hope」を延々と聴いてました。あと橋本徹編のコンピレーション"Jet Stream ; Autumn Flight"を中古で買って聴いてました。色々批判されることも多いですが、この人のコンピは私は嫌いではないです（Free Soulシリーズで色々勉強させてもらいました）。特にこういう「お題」があるものはいいと思います。"Jet Stream"シリーズは四季全部集めたいと思ってます。

 

夜は夜で6km走りました。

東京の夏休み・2日目

8/12（金）

前日狂乱の宴がありましたが、一晩経ってみると全然元気。胃は流石に重いですが…。今日はほとんど何も食べなくていいな。

 

と、いうことで腹ごなしにネットで調べて水着を引っ張り出して市民プールに行ってみました。泳ぐのなんて10数年ぶりなので、まずは恐る恐る25mプールで泳ぎ始めましたが、なんとか25m泳ぎきれたし、その後50mプールに行っても何本も泳ぎきることが出来ました。この日は結局300mちょっと泳いだと思います。無心にフォームのことだけ考えながら泳ぐのはランニングとはまた違った気持ち良さ。市民プールもだいぶ奇麗になっていたし、大変気に入りました。毎日来よう…。

家に帰って、今度はカブで都心へ向かいました。まずはお茶の水・神保町のカレー屋「共栄堂」へ。ここ、初めてなんですが周囲で評判がとても良かったので一度来たいと思っていたのです。靖国通りのビルを地下へ入っていくとカレー屋というより古き良き喫茶店のような店がありました。定番のポークカレーをいただきました。もう少し辛いほうが私好みなんですけどね…。

 

再びカブに跨がり神保町から今度は青山へ。表参道のバイク駐輪場にカブを停めて、今度はニューバランスのショップに行きました。今まで適当にそのへんの量販店で買ったスニーカーで走っていたので、ちゃんと相談して足を計ってもらってスニーカーを買いたいと思っていたのです。丁寧に計っていただくと、私は足が両足ともぴったり25cmでした。サイズは26cmを買うといいとのこと。そして薄々気づいてはいましたが、横幅がかなりあるとのこと。これを元にスニーカーを選んだのですが、残念ながら私が欲しかったモデルは在庫が無いとのことで、ネットで買うことにしました。

 

店を出て青山通りをぶらぶらして、新しくなった「紀伊国屋」に入りました。まあ、新しくなったっていっても数年前ですけどね…新しい店に入ったことが無かったのです。勿論こちらの超高級スーパーで私が食料品を買うことがあるはずもなく、小さめのトートバッグを一つ買いました。水着を入れる用です。

 

川口に戻って、一眠りしてから再び身支度を整え、幕張メッセへ向かいました。旅行をキャンセルしたその日にソニックマニアのチケットを取っていたのです。狙いはやっぱりプライマル・スクリームの「スクリーマデリカ」再現ライブとアンダーワールド！

 

行きはiPhoneで山下達郎のニューアルバム「Ray of Hope」を聴いていたのですが、二曲目の「Never Grow Old」を聴いていたら涙がぼろぼろ落ちてきて困ってしまいました。山下達郎の曲を聴いて泣いたのは初めてでありました。初めてのフェスで高ぶりすぎていたせいかもしれませんが、ほんとにいい曲だと思います。これだけ色んな期待を一身で引き受けた上で、真っ正面から堂々と鳴らしきってしまう態度は頭が下がってしまいます。

 

東京駅で京葉線に乗り換え、海浜幕張へ。幕張メッセが近づくと次第に早足になってしまいます。まずはBOOM BOOM SATELITESを数曲見てからアラン・マッギーのDJを見物。そしてお目当てのプライマル・スクリームへ。09:30に真っ赤なシャツと黒いジャケットのボビー・ギレスピー登場！かっこいいー！ひょろい！ロックバンドのボーカル以外の仕事はできなかっただろうなこの人は。そしてスクリーマデリカ一曲目の「ムーヴィン・オン・アップ」のイントロが鳴り始めると私の周囲はどしゃめしゃの状態へ。結構後ろのほうだったんですけど…。その後も「スクリーマデリカ」と同じ曲順で進んでいくのですが、無論今のプライマル・スクリームの解釈が付与されており、飽きさせません。やっぱりどうしてもバレアリックハウス三部作「ローデッド」「ハイヤー・ザン・サン」「カム・トゥギャザー」で盛り上がってしまう。思っていたより全然サイケデリック！でした。若い子は「カントリー・ガール」とかで盛り上がっていましたが…。最後はお約束「ロックス」で〆。アウトロはマイブラみたいでした。いやー、素晴らしいライブでした！

 

ちょっとプライマル・スクリームで燃え尽きた感もありましたが、そのままアンダーワールドへ。プライマルよりちょっと多いぐらいの入りでした。眠い中踊っていたのでほとんど覚えていないのですが、とりあえず"Push Upstairs"をやったのは覚えています。"Two months off"も良かった。"Nuxx"の祝祭感もハンパなかったです。

 

終わった頃には足がガクガクでした。バーで水を二本買って地べたに座り込んだらもう立ち上がれませんでした。ほんとはニューオーダーのピーター・フックのDJとかも観たかったのですが…。そのまま横になって仮眠をとり、疲れた身体を文字通り引きずって始発で海浜幕張の駅から川口に帰り、シャワーを浴びて泥眠。

東京の夏休み・1日目

今年の夏休みはイギリスのロンドンとグラスゴーに行こうと思っていて、実はかなり前から何冊もガイドブックを買って計画を練っていたわけですが、皆様ご存知の通りイギリスで大規模な暴動が起こりまして（なんでよりによってこんなタイミングで…）、無理すれば行けそうな感じもするのですが、無理してビクビクしながら行ったところで楽しくもなんともないだろうと判断し泣く泣くキャンセルしてしまいました。かなり直前だったのでキャンセル料も1/6ぐらいかかりました。悲しいですが、夢を買ったと考えることにしました（そうでもしないとやってられない）。

 

しかし気持ちを切り替えてみると東京でもやりたいことは細々とずいぶん溜まっていたのであります。そこでTO DOを書き出し（我ながらこういう熱情を仕事にももっと振り分けるべきだと思います）、片っ端から片付けて行くことにしました。そう考えてみると2011年の夏休みも意外と有意義に使えそうな気がしてきました。

 

この夏休み自分に課したことは、

1.毎日走る

2.毎日泳ぐ

3.「のだめ」「ハチクロ」「けいおん！」を読破する。

4.毎日ブログ更新する

と、いうことであります。お付き合いいただければと思います。

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8/11はツーリング仲間の小早川氏（仮名）の結婚記念バーベキューでした。教え子が何世代にも渡って集まって、それはそれは賑やかなものでした。実に懐かしかった。小早川氏も幸せそうに見えました。末永くお幸せに。

 

途中でゲリラ雷雨があり、一回撤収してファミレスで延々と数時間ダベった後、LEDライトを買い込んで今度は荒川河川敷で深夜のバーベキューをしました。私も今まで生きてきた中で流石に一日二回バーベキューをしたのは初めてでした。ほっぺたとお腹が痛くなるほど笑い転げ、死ぬほど肉を食べました。なかなか悪くない夏休みの始まりではないでしょうか？

オリジナル・ラブLIVE@SHIBUYA-AX

実はそれほど熱心なファンではないのですが、ぼーっと観てきました。

The Zombies Live@下北沢GARDEN

休みが取れたので、The Zombiesの再結成ライブを観てきました。ゾンビーズというバンドは（名前で損してると思いますが）60年代英国バンド史上最もPOPな楽曲を紡いだバンド…と私は思ってるんですが。以前も書きましたが私は彼らに対する思い入れはハンパなく、彼らの「オデッセイ＆オラクル」とボーカルのコリン・ブランストーンのファーストアルバムは聴きまくったのです。

Apple Wireless KeyboardとMagic Trackpad

個人的に今年は「ワイヤレス」というのを一つキーワードにやっていこうと思ってまして（いや、年頭から決めてた訳ではありませんが）…。私は元々ワイヤレスの便利さはわかりつつも「なんか胡散臭いなあ」とか思ってたのですが（例えばヘッドセットだったら嵐のようなノイズを予想してました）iPhoneからAirPlayでオーディオに繋いでみたら音の良さと繋がりやすさにいい意味で裏切られ（これ有線より音良いのでは？と思った。流石にアップルはこういうところにスキが無い！）、これはそろそろ色々本格的に様々なところをワイヤレス化していってもいい時期なのではないか…と思い始めました。次に買ったゼンハイザーのBluetoothヘッドホンも恐ろしく便利だし、音も及第点でした。

 

次のワイヤレス…と目についたのが目の前にあるキーボードとマウスでした。一度気になってくると目の前にコードがごちゃごちゃしているのが物凄く気になってきます。そこでApple Wireless KeyboardとMagic Trackpad、それからRechargeable Batteryを一緒に買いました。Magic Mouseも興味がありましたが、 twitterの反応など見るとどうも重いらしいというのがネックになりました。

 

Appleの直販から購入して封を開けてみると（Apple製品は開封時のワクワク感がたまらない）予想以上にシンプルにして小さい。ただのアルミの板が二枚置いてあるな…という感じ。キーボードも予想以上にレスポンス良くて満足なんですが、凄いのはこのトラックパッドですね！こんなので大丈夫かなあと思っていたのですが、すぐに慣れました。iPhoneを使うのと同じような感じでMacが操作できるのがほんとに便利。特に二本指でスクロールできるのがとても便利です。慣性が働いてすーっと流れてスクロールしてくれるのがいい。あと板全体が沈んでクリックできるんですが、私はタップしただけでクリックできるように設定変えてます。そうするとかなり便利になりました。いずれにせよもうマウスには戻れないなあという気がしています。