またまたまたファウンテンズ・オブ・ウェインの話。ついに彼らがグラミー賞の新人アーティスト部門を獲得した模様です。おめでとうございました、とは心から言えないですよねやっぱり。公式サイトにも「?」がついてるし…。
またまたファウンテンズ・オブ・ウェインの話。
彼らのオフィシャルサイトで"Better Things"のビデオが観れるんだけど、これはかのキンクスのカヴァーで超名曲なんで、是非聴いてみて下さい。それにしてもこう観てみるとすっかりおっさんバンドというか…。でも曲自体はとっても若々しい。それに免じてベスト・ニュー・カマーをあげてもいいかもしれませんね。
前のサイトやってたときもさんざんお勧めしてたんだけど、私はこのヘッドフォンをもう4年近く愛用しております。ちなみに現在3代目か4代目だと思うんですよね。はっきり覚えてないんだけど…。私はイヤホンではなくヘッドフォンが大好きだから、小回りのきくいい音のヘッドフォンが出ると必ずチェックしてるんだけど、どうしてもポータプロに戻ってきてしまう。
ポータプロの良い点は、とにかく楽しいヘッドフォンであるということです。どんなに精緻な音を聴かせてくれるヘッドフォンであっても、音楽聴くことが楽しくなくちゃ意味がない、と私は思います。確かに低音強くて「これは本来の音ではない!」とか言われてしまうかもしれないんだけど、そういう人はどうぞご勝手に御茶ノ水オーディオユニオンの最上階でも行って火事で逃げ遅れて焼け死んじゃってください。ふふふ。
冗談はともかくとして、とにかくこれつけてJBかスライでも聴いてみて下さい。百聞は一聴にしかず。
たまには新しいバンドの話題。
この前「小林克也のベスト・ヒットUSA」見てたらFountains of Wayneが5位に入っててひっくり返りそうになった。確かに超好きなバンドだったんだけどこんなに売れてるとは思わなかった。
このバンドのアルバム最初に聴いたのはファーストアルバムからなんです。確か出た当初カジヒデキ(←時代を感じますね)が大プッシュしてた。私は当時からカジヒデキなんて大嫌いだったけど、Fountains of Wayneは気に入ってよく聴いてました。セカンドアルバムも好きです。80年代のパワー・ポップ直系の清清しいサウンドは結構幅広く受け入れられたんじゃないかな。ウィーザーが売れてた頃だったからね。
私が好きになる音楽は、しばしば私の内奥で似たような印象を想起させることがある。それは「何かが降りそそぐような音楽」と「何かが込み上げてくるような音楽」という、二つの対照的な印象である。前者は空の彼方から漏れくる光のような音楽であり、それはもはや宗教的ともいえる経験である。後者は私を巻き込みながら天まで一緒に連れてってくれるような音楽だ。
このアルバムは私の中では前者の代表作ともいえるものである。一つ一つの曲の繋ぎかた、それからコードチェンジ一つ一つに細心の注意がはらわれている、と同時に、これ以上無く豪快で大胆だ。
そしてこのアルバムを支配するこの何千何万という声の木霊は何なんだろう?それらはマーヴィン・ゲイ自身の自問自答である、と同時にそれらは私自身の自問自答ともシンクロしていくのである。
それにしても普通の日記を書かないなーと思うんですが、私の日記なんて誰も興味無いだろうという推測(多分当たってる)からの配慮です。
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リトル・フィートもそうですが、成人してからやっと良さがわかり始めた、という音楽はいくつかあって、ザ・バンドもその一つです。映画版「ラスト・ワルツ」を観ているとぞわぞわぞわと鳥肌が…。とにかくちっともロック親父の占有物という感じが無かった。
最近完全版が出たので、お金に余裕ある人はDVDでも観て豪華なゲストに酔いましょう。
リトル・フィートつながりで、最近はミーターズなぞ聴いております。素晴らしい。音数少なくってファンキーで、とても私の肌に馴染みます。わけわからんがかっこいい。
皆さん一番好きなバンドを選べ、と言われたらどうします?おそらくロック好きであればあるほど一つに絞るのは至難の業でしょう。
私は…と考えてみるとやっぱり選べない。でもぱっといくつかのバンドが思い浮かびます。そのうちの一つがスモール・フェイセズです。
以前私は60年代音楽の持つ馬鹿っぽさが好きだと書きましたが、彼らはまさしくそれを体言していると思います。ビデオなどでスティーブ・マリオットの動きを見れば一発で気づく。そしてロックが元来持っている荒々しさとキャッチーなメロディ、スマートないでたち(本物のモッズだからね)、豊かな詩情etc…が高純度で交錯しきらめいている。ビートルズや60年代のストーンズも確かにそういう要素を含んでいる。だけどスモール・フェイセズからはそれらの要素がより過剰に私に伝わってきた。
私の一番好きな彼らのアルバムは3rd。イミディエイト移籍後の一枚目で、様々な試みが為されてます。私は何故か3枚持ってるんですが、35周年記念のCDがお勧めです。モノラルを聴くとすげえことになってます…。
アルゾ&ユーディンのアルゾのソロアルバムが出てたので購入。まさか再発されること無いだろうと思ってたので嬉しいです。素晴らしい内容ですよ。気高くて崇高で、窓から差し込む朝日の中に溶けていきそうな音楽です。この超然とした感じはミレニウムの名盤「ビギン」とも通じるところがあるかもしれない。いずれにせよこれを口に出して「ソフト・ロック」と言い切ることは憚られますね。
明日の朝は5時起きです。私の抱える受験生の入試初日なので見送りに行かなきゃ。みんな緊張してるんだろうな…。
さて今聞いてるのはイージー・ビーツっていう60年代のオーストラリアのバンドのベスト盤。それにしてもこのジャケは土下座させられてるみたいだね。
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なんでわざわざそんな古いアルバムばっかり聴いてるの?ってよく言われるんですけど、別に新しい音楽が嫌いなわけじゃ全然無いんですよ。私はどっちかというとミーハーなんですよね。
でも音楽に関していうと、60年代のロック・ポップスの持つ馬鹿っぽさが私とちょうど波長が合ったんです。私も相当馬鹿なもので。ピート・タウンゼントの開脚ジャンプとか、スティーブ・マリオットの変な動きとか、スレイドの人達の珍妙な髪型とか例はいっぱい挙げられるんだけど、そういうものは取り返しのつかない輝きに満ちていて、それらは私にとっては非常に眩しい瞬間です。
今聴いてるアルバムはこのBOX SETの1枚目。
60年代のモータウンのシングルはみんな好き、と言い切ってしまいたい。なんか弾力感(ぐっと押してもびよんと戻るっていうか…)があるよね。H-D-Hのことは本当に尊敬してるし、マーヴェレッツとかマーサ&ヴァンデラスもいいし、ニューソウル的思考に向かっちゃう前のスティービー・ワンダーとかマーヴィン・ゲイも非常に瑞々しく感じる。
このBOXは四枚組で、私の宝物なんだけど、最近続編があるということを知った。どうしようかね。5500円もするんだけどさ…。
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