ローマ旅行記 2日目-3

パンテオンへ。

その前にサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会に立ち寄りました。

天井の深いブルーが美しい教会でした。

パンテオンへ。最初に裏側が見えたのですが、背中から見ただけでこれがいかに異形な建物かというのがよくわかります。元々はローマの町中に異形なものだらけだったのかもしれませんが、その異形さがシーラカンスのように完全に残っていること事態が異形、とでもいうか…。1900年以上前に作られた世界最大の石造り建築、とはいえただ単に古くて巨大であるというだけでなく、完全性と均整の取れた外見を兼ねているところが本当に素晴らしい。

無料で入れるとは知らなかった。内部にはヴィットーレ・エマヌエーレⅡ世やラファエロらの墓がある。

入口の地べたに座ってぼーっとする。

観光用の馬車がいっぱいいる。

太陽が傾き始める。西日が黒い歩道に反射し、街に光が溢れる。

いつか私がローマに関することを全て忘れたとしても、黒い石畳に反射する逆光を忘れることはないだろう、と思う。

歩き疲れてジェラート屋へ。

どれも美味しそうですが、イタリア語が全然分からないので注文できないのが悲しい。唯一読めたレモンを選択。

湿度が低く暑いローマで食べるジェラートはめちゃくちゃ美味しい。

ラヴォーナ広場。付近にはリストランテやピッツェリアが立ち並び、大道芸人の周りに人垣ができている。

そろそろホテルに戻ることにする。充電中の電気自動車。未来感あるな。

今日一日は全て徒歩と決めたので、ホテルまでも歩いて帰る。正直しんどい。明日はどんなに危険でも絶対地下鉄に乗ろう…と心に決める。まあ、街はどこを見てもわくわくするものばかりで退屈ではありませんが。この日は20〜30kmぐらい歩いたのではないか。

お、トラムだ。ローマにもストリートトラムが走っていることをこのとき初めて認識する。ローマのトラムは流石にお洒落です。

ローマの道を歩いていると沢山オレンジやオリーブが落ちて腐っているので、これは何だろうと思っていたのですが、驚くべきことにオレンジやオリーブが街路樹として植えられている地区があるんですね。それはいいんだけど、なった後のことを考えないのかな？とか思いました。

ホテル横のスーパーマーケットで水を買う。外国のスーパーはどこも面白いですね。スーパーの前に常に物乞いがいる。

 

ホテルに戻り水をごくごく飲み、就寝。