20年ぐらい遅れた話題ですが「モンド・ミュージック」(名著)など読んでいるとスペースエイジ・バチェラー・パッド・ミュージックというのが出てきますけど、宇宙…ってなると個人的になんか興味持てなくなってくるところがあります。目的地の情報が断片的にあるが故に曲解されたりしている(メガネで出っ歯でカメラ抱えた日本人的な)、海外旅行がまだ夢のような値段だった時代の、誤解と憧憬の混ざった感じがなんとも言えずイイのです。
最近全然旅行に行けていないので、ネットで安い航空機模型を少しずつ買い足している。プロペラ機よりもジェット機のほうがシンプルで好きです。他に狙っているのはブラニフとフィンエアーのマリメッコ特別塗装の模型。ブラニフには、せっかく買ったんだから是非コンコルドを飛ばして欲しかった。
コンコルドといえば、ヴォルフガング・ティルマンスのコンコルドの写真が良くて、全て見てしまいました。iPhoneの待ち受け画像にしています。何気なく見上げた空に見えた、今はもう絶滅してしまった渡り鳥を見るような写真です。コンコルドは現在ニューヨーク・イントレピッド航空宇宙博物館で見れるそうな。中にも入れるらしい。いつかまたマンハッタンに行ったら必ず行こう…。
最近の旅客機だとやっぱりエアバスA380が気になります。以前ベトナムに行くときに隣に停まっていたのですが、小山のようでありました。
ブラニフのトラベルポーチを購入。
どこで知ったのかすっかり忘れましたが、最近グッときたのが今は亡きTWAの使っていたニューヨークJFK国際空港の第5ターミナルビル。エーロ・サーリネンによるスペースエイジ感漂う流麗な美しさ!空港と言えば、すごく間近で羽田空港の飛行機を眺められる東京モノレール整備場駅のブルーコーナーUC店も気になるところ。
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思えば幼少の折から「東京駅」「高速道路のSA」に訳もわからず心惹かれていた私が「国際空港」にハマるというのは必然だった気がします。当時は上手く言葉に出来ませんでしたが、結局そういった単なる「通過点」「結節点」の抱える一抹の寂しさとクールさに心ひそかに惹かれておりました。「渋谷駅」「新宿駅」というのも巨大な結節点ですが、「東京駅」に比べれば全然グッとこなかった。駅自体にカラーがあると萎えてしまうのです。そういった場所は、とことん「効率」「機能性」のみを追求していて欲しい。「私鉄」的というより「国鉄」的な…という話を酔って同僚やクラスメイトに話したときに、誰かが共感してくれたことは今まで一度も無い気がします(笑)。
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