スコットランド旅行記 3日目-3 グラスゴー編

グラスゴー・リバーサイドミュージアムを出て再び歩き始めました。

リバーサイドミュージアムの最寄り駅。

再びSubwayに乗ってグラスゴーの中心部へ。グラスゴーのウエスト・エンドに対し中心部はイースト・エンドと呼ばれています。地下鉄のロゴがかわいいですね。このとき地下鉄に乗り込んだら青と赤のサッカーのユニフォームを着た人が沢山いて焦りました。どうやら今日グラスゴー・レンジャーズというグラスゴーを代表するチームの試合があったようです。勝ったのか負けたのかわかりませんが地下鉄の窓を両手でバンバン叩いたりして大変でした。グラスゴーの人は普段おとなしいですが、興奮したり酒が入ったりするとめちゃくちゃテンション上がる感じです。グラスゴー・レンジャーズは試合の度に大量の熱狂的なサポーターが押し掛ける、グラスゴー・セルティックと並ぶスコットランド・プレミアリーグのチームの一つだったのですが（セルティックとレンジャーズの試合は『オールド・ファーム』と呼ばれ大変に盛り上がるそうです）、昨年残念なことに経営破綻を起こし4部相当のリーグまで落ちてしまっています。是非頑張ってまたプレミアリーグまで這い上がって欲しいものです。

再びブキャナン・ストリートへ。朝と違って大変な人通りです。セルティックの店に入って買い物をしたりする。セルティックはケルト系の人たちのサポーターが多いそうです。昔はレンジャーズとの二強だったのですが、前述の通りレンジャーズが降格したおかげで今はスコットランドプレミアリーグで一強状態だそうです。

ストリートパフォーマンスなど見つつ…。

MONOという店に来ました。知る人ぞ知る（知らない人は全く知らない）グラスゴー音楽の総本山です。グラスゴーくんだりまできた理由の一つなので緊張しつつもドアを開けます。ここはザ・パステルズのスティーブンが名付けたモノレールというレコード屋が併設されています。

天井にドーム型の窓がある、開放的な店です。ビーガン・レストラン兼ライブハウスと、小さな本屋と、素晴らしい品揃えのレコードショップが併設されています。

まずは店内奥の「モノレール」を物色することに。インディギターポップから映画音楽、サントラ、ジャマイカものまで並ぶ、ハイセンスな品揃えです。ちなみにやはりというかさすがというか、マイブラの新譜を推していました。何か記念に買って行こうと思って発売されたばかりのヴァン・ダイク・パークスの新譜を持ってレジに向かいました。

レジにいる人をふと見て、どこかで見た人だな？と思いましたが、パステルズのスティーブンその人でした。その場でiPhoneで画像も確認してしまいましたので、確かにそうだったと思います。今はあんまり店頭に出てくることはないと聞いていたので驚いてしまいました。さっきまでその人の作った音楽を聴いていた人に出会うというのはすごく妙な気持ちです。よっぽどザ・パステルズのCDも買ってサインまでしてもらおうかと思ったのですが、恥ずかしかったので止めました。スティーブンは丁寧にCDを袋に入れて渡してくれました。感動してしまいました。

気を落ち着けるために隣のビーガン・レストランへ移動しカフェラテを飲む。ひょっとしたら周りに他のミュージシャンもいたのかもしれませんが、全くわからず。椅子やテーブルなどバラバラなのに不思議な統一感があり、落ち着く店でした。

本屋？も併設されていた。よくわからないけどお洒落な感じでした。

夢のような気分で外に出る。通りを歩いていると桜のような花が咲いていた。

先日青山にもできたオアシス（なんとなく『ビーディ・アイの』と言いたくない）のリアムの店「プリティ・グリーン」があった。

ポール・ウェラー！

再びグラスゴー・セントラルステーション。モグワイのスチュワートのお気に入りの場所なんだそうです。

グラスゴーの名ライブハウス、キング・タッツ。この日はアイルランドのザ・ストライプスがライブをやっていた模様。

グラスゴー芸術大学にやってきました。エドウィン・コリンズ（オレンジ・ジュース）等を輩出。

美術大学って初めて入ったんですけど、こういう感じなんですね。

一般的にはグラスゴー出身の建築家チャールズ・レニー・マッキントッシュの建築ということで有名な建物です。

グラスゴーの若いバンドの登竜門的こちらの店にやってきました。

立ったままギネスをぐびぐび飲む。パンクスみたいな人も多いですが、土曜の夜ということもありみんなとっても楽しそう。私まで楽しくなってきます。まあ、みんな訛ってて何言ってるのかぜんぜんわからないんですが…。

ジュークボックスの中にマイブラの新譜が。

また地下鉄に乗る。交通網がほんとに単純でいいなあ…。写真を撮りまくってますが、出発する直前になんとなく買ってみたモバイルバッテリーがとても役に立ちました。必需品になりそうです。

お腹が空いたのでマックでよくわからないハンバーガーを食べる。周りは10代ぐらいの兄ちゃん姉ちゃんばっかり。

ロンドンでもお世話になったテスコ・メトロにて。写真には関係ありませんが、グラスゴーには仮装ショップみたいのが結構沢山あります。東京のロフトとかハンズのそういう階だけが独立したような…。最初は「？？？」と思っていましたが、夜になってわかったのは、パブとかで仮装して飲む人が結構多いんですね。面白かった。

ホテルまで帰る。今日は素晴らしい一日だった…！明日はとうとう帰国日。

 

続く。