セカンド・ソロアルバム。ファーストの室内楽/バロック的印象は一歩後退して緊張感は緩和、くつろいだ雰囲気がたまらない。国内でこういうピアノ主体で引き出しの多いシンガーソングライターっていそうでいない(「大橋トリオ」「さかいゆう」とか?違う気がする)。お世辞にも歌は凄く上手いという訳ではないですが、言いたいことが最低限伝わればいいという態度は潔いと思う。ニッキー・ホプキンス「夢見る人」を連想しました。曲数は多くないですが充実感があり、個人的にはファーストより断然好きな作品です。「夜の動物園のためのバラード」というタイトルがいい。
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