ロンドン旅行記 4-5日目

最終日。この日の夕方には帰りの飛行機が出ます。残された時間を余すところなく使いたい。

…と、思っていたものの、ホテルをチェックアウトして荷物を預け、鼻息荒く地下鉄の駅まで行くと開いていなかった。よく見ると日曜は地下鉄の始発が出るのは遅いんですね…。しかし一度ホテルに引き上げる気にもならず、歩けるところまで歩くことを決意。そして結局はホテルからテムズ川まで歩き、テムズ川に突き当たったら今度は延々と西へと歩く…。ここはピンク・フロイド「アニマルズ」で有名な、バターシー・パワーステーション。そういえば彼らもイギリスのバンドでしたね。まあ私はシド・バレット在籍時と「狂気」ぐらいしか聴いたことないんですが（もちろん『アニマルズ』も未聴）。

ここは映画「けいおん！」を観た方にはお馴染みのあそこ。勿論ベンチに座りましたよ。キングス・ロードという大きな通りにあります。

近くにはセックス・ピストルズたちがたむろしていた、ヴィヴィアン・ウエストウッドが経営する「SEX」があります。

近くのスタバで休憩。スタバってどの国でもほんと一緒だなあ…違うのはトイレの中ぐらい。

ロンドンを走ってるバイクの多くはスクーターで、そのうちの多くはヴェスパだった気がします。オールドタイプのヴェスパではなく、写真中央のようなオートマのヴェスパが多い。何にせよ、現役でヴェスパがロンドン市内を駆け回ってる様子を見れて嬉しかったです。車はやっぱりミニが多いですね。あとはBMWのXシリーズとか…。郊外に行くとまた違うのでしょうが。

そんな中発見した我らがスーパーカブ。頑張れー！

ふらふら歩いてたら偶然にも文豪ディケンズの結婚した教会に出た。私は結構ディケンズ好きなのでしばし見学。後でディケンズ博物館にも行ってみたけど、改装中でした。

サウス・ケンジントンあたりの街並み。このへんはどこも建物が素晴らしく、きょろきょろしてしまう。

ここは楽器博物館。

その向かいにあるのが、かの有名なロイヤル・アルバート・ホール。スピリチュアライズドも素晴らしい（凄まじい）ライブをしました。ほんとに美しい建物です。

コステロと10ccがライブをするようです。ロンドンらしいなあ。

ハイド・パークに出ました。ここがまた信じられないぐらい広い公園なんです。ストーンズなどがライブしましたね。ここでもリスに会えるかと思って、ちょっと探したんですが会えませんでした。

広いから馬でパトロールしているのかな？ロンドンは馬に会う機会の多い街でした。必然的に馬の糞も多い。

ロンドンで一番驚いた光景の一つはこちら。ハイド・パークの池で泳ぐ人々。気温は10度以下なのですが…結構たくさんの人が、決して綺麗とは言えない水の中で泳いでいます。側では鴨や白鳥が泳いでいる。不思議な光景です。これ、普通なんだろうか？

ハイド・パークを後にし、コヴェント・ガーデンへ。ここでは何も買わなかったけど、近くにあるロンドン交通博物館のショップでお土産を幾つか購入。ここはおすすめですね。

 

再び地下鉄に乗り、ナショナル・ギャラリーへ。時間が全然無いので、18〜20世紀初期の絵画のみに絞って鑑賞。私はターナーの作品目当てで行ったのですが、有名な「雨、蒸気、速さ」はしみじみと良いな…と思いました。ほんとはターナーのコレクションがもっと充実してるテート・ブリテンにも行きたかったですが…。コンスタブルも良いと思ったので、ロンドンで観ていることが作用したんだろうか？ゴッホの「ひまわり」も初めて観ましたけど、そうかそうか…という感じでした。入場料無料というのが信じられない。

さて、ロンドン旅行の締めくくりはこちらの大英博物館。こちらも入場無料。時間が押しまくってるのでどんどん進みます。ホテルの近く、ラッセル・スクエアにあります。

入ってすぐのグレート・コート。ノーマン・フォスターによる開放的な空間です。これを取り囲むようにして展示があります。

ナショナルギャラリーもそうなんだけど、貴重（らしい）ものがちょっと不安になるぐらい無造作にゴロゴロと陳列されています。写真も撮り放題。太っ腹！結局じっくり観れたのはミイラぐらいでした。

急いでホテルに戻り、スーツケースを引き取り、地下鉄でヒースロー空港へ。帰りの便は全くトラブル無く離陸。へとへとだったので、酒でも飲んで寝てしまおうと珍しくビールを頼みましたが、ちょっと気持ち悪くなった（笑）足がパンパンだったので座席の無いところでアキレス腱を伸ばしていたら、CAの方が青竹を貸してくれました。そういえば今回の旅行ではMacBook Airを持って行ってブログの記事でも書こうと思っていたんですが、実際持って行ってもあんまり使いませんでしたね。iPhoneがあれば色々と事足りるし。次は置いていこう…。

 

飛行機は12時間後（この前とある本に明治時代はロンドンー東京間が76日かかったと書いてありました…）無事成田に到着。いつも通りスカイライナーを使って帰宅。東京は暖かいなあと思いました。

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実に楽しく心に残る旅行でした。またイギリスという国に行きたいですが、次に行くとしたらやっぱりスコットランドのグラスゴーに行ってみたい。その頃には独立して別の国になってたりして…。