その前に渋谷パルコパート1に行き、小沢健二「我ら、時」展覧会を観ました。詳しいことは伏せておきますが、まあ感想としては小沢健二はいっぱい旅行してたんだなあということぐらい(笑)やっぱりこの人の音楽のほうをもっと聴きたいと思いました。
パルコを出ると予想外に時間があったので、渋谷の駅前のスタバに初めて入って休憩してから、地下鉄を乗り継ぎ竹橋の東京国立近代美術館へ。まさかここに二週続けて来ることになるとは思わなかった。生誕100年を記念して行われているジャクソン・ポロック展を観ます。ポロックは高校生のときストーン・ローゼズのジャケット繋がりで知ったんですけど、当時は正直よくわからない感じでした。しかしこう70点ぐらいをまとめて観て行くと、あのオールオーバーに広がるポーリングっていうのは決して偶然の産物ではなく、ピカソや自分自身、壁画やメキシコ芸術を思いっきり吸い込み身体の中で撹拌して叩きつけたものなんだなとよくわかりました。そしてそれを一つ残らず吐き出した後は彼自身の中には何も残らず、苦悩の中飲酒運転による自動車事故で44歳の若さで死んで行く訳ですが、そこに芸術家の誠実さを見る思いがし、やるせなくなりました。個人的には「花火」という作品が気に入ったので、ポストカードを買いました。
その後「原弘と東京国立近代美術館」展(こちらも面白かった)と常設展を観て、休憩ルームでぼんやりし(ここは景色が良くて人もいなくておすすめのスポットです。皇居のお堀が見える。桜の季節は綺麗なのではないか?)、銀座ソニービルに異動してパンナム展を観ます(仕事が忙しいので動けるうちに沢山動かないと)。今年の3月から始まる、パンナムを題材としたドラマのプロモーションのよう。
ソニービル壁にある巨大なパンナムのバルーンを見てアガりました。一階全体に展示がされています。正直点数はそんなに多くないですが、まあ無料なんでしょうがない。中目黒のハタゴ・インターナショナルよりも少ないかもしれない。こちらはボーイング747の模型。一部がスケルトンになっていてかっこいい。
あー、全部欲しい。
大相撲で優勝した力士にパンナム社長から渡されていたトロフィー。「ヒョーショージョー!」っていうあれですね。私は大相撲にはぜんっぜん興味無いんですが(白鵬って誰?というレベル)このシーンはよく覚えてます。いつの間にかなくなったな。
ちなみにコンパニオンの可愛い女の子が当時のパンナムのコスチュームを身にまとって対応してくれます。あまりにアガったので写真撮らせてもらいました(ちゃんと許可は得ましたが、さすがにUPするのは憚られます。ご了承ください。見てみたい人は銀座ソニービルへどうぞ)。
8階はシアターのようになってます。ここにもちょっと展示がありました。砂原良徳の例のパンナムシリーズのLPとか、上の今を時めく(2012年3月現在)きゃりーぱみゅぱみゅがデザインしたパンナムの制服とか…。しかしこれはデザインっていうんだろうか?
シアターではドラマ「パンナム」の第一話が丸ごと観られるそうです。私は時間無くて観られませんでしたが、興味ある人は是非。
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