香港は昨年の秋尖閣諸島での中国船との衝突事件があって、行くのを諦めていた場所でした。今年は東日本大震災があって、暢気に旅行など…と自粛することも考えたのですが、家でじっとしていたとして何か役立つことがあるとも思えないし、旅行をキャンセルするよりは旅行会社を通じて日本経済を回すのも一助であろうなどと勝手なことを考えつつ、5/1に機上の人となりました。
相変わらず一睡もせずに京成スカイライナーに乗り（爆睡）、なんとか朝7時台に成田へ。めんどくさいので成田で香港$に替えてしまいます（1香港$＝13円ぐらいだったかな？）。9:45にキャセイパシフィックCX509便は定刻通り飛び立ちました。行きも延々と寝ていましたが、これがまた揺れるのなんのって…。こんなに揺れたのも初めてでした。ちなみに日本との時差はぴったり1時間ぐらい。
その日午後には香港国際空港到着。今回は航空機＋ホテルだけ取ってもらったんですが、ホテルまではバスで送ってくれます。いきなりこんな感じですからバチっと目が覚めました。第一印象はとにかく暑い！そりゃ台湾より南なんですからよく考えればわかるんですが、ほとんど南国という感じです（30度ぐらいあります）。
今回泊まったのはフォレスト・ヒルにあるニュートンホテル香港というところ。お湯も沢山出るし、日本のよくあるビジネスホテルという感じ。シャワーは固定。近くにはマックもサブウェイもセブンイレブンもスタバもあり、とにかく便利。
どさっと荷物を置いたらすぐに街に飛び出しました。じっとしてても汗がダラダラ流れてきます。Tシャツ一枚になりました（結局滞在中はずっとこのスタイルでした）。
まず最寄りのMRT（地下鉄）の駅でオクトパス・カードというのを買います。これはJRのSuicaみたいなもんで、「客務中心」と書いてあるところで150$で買えます。そのうち100$が利用可能。足りなくなったらこの機械でチャージしていきます。ちなみにMTRだけでなくバス、トラム、ピークトラム、スターフェリーなど香港中のありとあらゆる乗り物で使用可能。これを買わない手はありません。
再び街に出て、嫌でも目に飛び込んでくるのはこの二階建てのトラムです。すごく可愛い。乗ってみることにしました。
トラムの後ろから乗り込むと二階に行ける急な階段があります。登るとこんな感じ。結構スピードが出ます（広島の路面電車を思い出しました）。車体は広告だらけですが、車内はレトロな感じ。ぎしぎしいいながら走ります。香港の乗り物はみんなそうですが、窓が全開なのですごく気分が良い！
停留所は道のど真ん中にあり、数百mおきにあります。全部止まってくれます。ぼーっと乗り過ごしても次で降りれば全然大丈夫。
料金は降りるときに支払います。ちなみにどれだけ乗っても2$。素晴らしい！大好きな乗り物になりました（毎日乗ってました）。
トラムに揺られて、香港島の「上環」というところに来ました。このへんは香港の下町という感じ…。こちらは判子屋が並んだ通り。注文すると掘ってくれるそうです。みんな閉まってますが…。
乾物屋街や漢方薬を売る店が並んだ通りがあります。香港！という感じ。
乾物屋の店先。たまに猫がいて可愛い。売り物を食べたりしないんでしょうか？
こちらはキャット・ストリートというガラクタ市です。
上環の探索は続きます。
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