広島・尾道旅行記 1日目-3

原爆ドームを後にした私は平和記念公園の中に入りました。太田川と支流に挟まれた大きな公園の中に慰霊碑が散在しています。

平和の鐘。平和を願い一突きしておきました。

原爆供養塔。ちょうどこういった慰霊碑を見て回っているときに北朝鮮による韓国への砲撃事件が起こったことを知り、暗澹たる気持ちになりました。

 原爆の子の像。

平和の灯。核兵器が地上から無くなる日まで燃え続けているそうです。

広島平和記念資料館です。

8時15分を指したまま止まった時計。

広島に落とされた原子爆弾の実物大の模型。

3歳の男の子が乗ったまま被爆した三輪車。こういった目を背けたくなるものをそれでも腹に力を入れて一つ一つ見てまわっていると、さっき見ていた世界遺産「厳島神社」の印象が消し飛んでしまうほどの印象がありました。人間がコツコツと積み立ててきた物を一瞬にして消し去る負の力の大きさ、むしろそっちのほうを忘れないように一人一人が生きていく必要があるんだろうと思いました。広島に原爆が落とされたのは幾つかの悪運に悪運が重なった結果であることも初めて知り、やるせない思いがしました。

平和記念資料館のソファーで少し眠って、ホテルへ向かいました。

ところで広島の街には路面電車が沢山走っています。それも結構古くて可愛い車体のものが多かった。広島の街は「広島駅」周辺ではなくちょっと離れたところが中心地、という感じがしました。宇都宮もそんな感じじゃなかったっけ？

平和記念公園そばの「サンルート広島」にて宿泊。まあフツーのホテルです。全然文句ありません。

平和大通りをぷらぷら歩いて、お好み焼きを食べに行くことにしました。ライトアップされてて奇麗でした。この辺はすごくビジネスホテルが多い。

ガイドブックに載っている何軒かの有名店は全て長蛇の列だったので、「お好み村」の一軒の店で「広島スペシャル」を食べつつ生ビールを飲みました。うーん、美味い！最高！「お好み村」はビルの三階ぶんぐらいが全てお好み焼き屋になっていて、どこも年季入った感じで良かったですよ。

酔いにまかせてふらつきながらホテルまで戻り、ぐっすり眠りました。