姉からチケットを貰ったので(ありがとうございました)、埼玉県立近代美術館(MOMAS)で行われているスウィンギン・ロンドン50's-60's展を観に行ってきました。埼玉県立近代美術館は北浦和駅前の緑生い茂る北浦和公園(旧制浦和高校があったそうです)の中にあり、落ち着いていて気持ちの良い美術館です。ちなみに黒川紀章による設計。
荷物をコインロッカーに入れようとするとこんな物体がありまして、一瞬「うわ時限爆弾か!?」と焦りましたが、れっきとした作品です。面白いですね~。
1Fにロータス・エリートが展示してありました。やっぱり私はライトウェイトな英国車が好きだなあ!惚れ惚れしてしまいます。お尻もキュート。 限度というものはありますが、我々が古い物から学ぶことは多いはずなんですけど…。
常設展は後回しにして、スウィンギン・ロンドン展から観ました。50年代から5年ごとに区切り、時系列順に進んでいきます。
50年代だとヴェスパとかランブレッタも興味あるんですが、普段触れないカメラとかテレビとかラジオとか、あと食器ですね。そういったものの歴史が結構面白かった。ソニーとかニコンとか、すっごく頑張ってたんだな!と思いました。「サージェント・ペパーズ」のジャケにソニーのテレビが写ってるなんて話も面白かった。もちろん我らがホンダのハンターカブとドリーム号、「ナイセスト・ピープル」の広告もちゃんと展示されてましたよ。
60年代に関しては映画「欲望」でのヤードバーズの演奏シーンが繰り返し流れてて、じっと観てしまいました。確か大学の授業で観て、自分でもVHSで一回観た記憶があります。確かにこれは60年代を象徴するシーンだった。他には60年代の服飾関係が面白かったですね。生地のプリント自体も興味深いですが、マリー・クワントのドレスとか、あとボール紙で作ったテーブルセットとか、軽い感じが凄く60年代っぽい。50~60年代前半までの大量生産・大量消費の反動が60年代後半のヒッピーへと繋がっていく感じが凄くよくわかり、ためになりました。
その後常設展を観ました。現代の人だと秋岡美帆の作品、あとモネ「ジヴェルニーの積みわら」がなかなかグッときました。
最後にミュージアム・ショップで前からちょっと気になっていたカップヌードルを押さえてくれる「Cupmen」をお土産に購入して帰宅しました。うーむ、面白かった。
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