マイ・ブラ(ッディ・ヴァレンタイン)の「ラブレス」本。私みたいな「ラブレス」って単語を耳にしただけで身体がワナワナしちゃうような人(良くも悪くも、人生すっかり変わってしまった人を何人も知ってる)は読んでおいて損はないはず。これ読んで思ったのはですねえ、まあケヴィン・シールズって人は自分の頭の中では当たり前のことを当たり前にやってるに過ぎないんですが、それが結果的に悲劇になってしまったってことなんでしょうねえ…。しかもケヴィンの言い分っていうのは別にキ〇ガイじみてるってわけじゃなく、誰が聞いても極めて真っ当な主張なんです。誠実な男が誠実に取り組んで出来てしまった化け物みたいな作品が「ラブレス」だった、ってことなのかなあ。確かにリマスターして欲しいって願いはありますが、この怪物アルバムがちゃんと世に出回って、普通にタワレコなんかで誰でも買えることに感謝しなければならないと思いました。そういえばシューゲイザー本も出るそうですね。CDガイド500枚って…シューゲってそんなにいたっけ?
隣は以前当BLOGでも取り上げた恩師今井宏先生の英文法本。大学受験生向けですが、社会人が読んでも結構面白いと思います。これほどサクサク読める英文法本も少ないのでは。「フォレスタ」より読みやすいです。
集英社文庫「漫画版・世界の歴史(全10巻)」。もう世界史アレルギーを治すにはこのくらいのレベルからやらなきゃ駄目だと思いました。流石に面白くてどんどん読めます。まあ何回も読まないと覚えられなさそうですが。
岡崎京子「リバーズ・エッジ」。読んでる途中で前に読んだことあるの思い出しました(そういうとき凄い損した気がします)。久しぶりに読んでみてですね、まあ90年代と寝た作品だなあと思ってしまいましたね…。普遍性はあると思うんですが、個人的にはその前時代性をかき消すぐらいの普遍性があるのかと言われると、うーん…と考え込んでしまいました。
あとはとりあえず村上春樹「1Q84」の続きが気になるなっと。青豆さんと天吾くん、どうなってしまうんですかね。
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