全く初めて聴いた、カナダの男女ツインボーカルのバンドの3rd。どれぐらい売れてるのかわからないけど、こちらは地元のインディ・レーベルから出ています。が、演奏からもアレンジからもインディっぽさは感じません。これは一回聴いてすんなり気に入りました。なんか他のバンドに例えるのが難しいんですよね。それは「めちゃくちゃ突飛な音を出してる」(そんなこと現代においてもはや不可能に近いですけど)ということじゃなくて、なんかすごく「どこにでもありそうで、でも実は無い」って音を出してるんですよね。強いて言えばなんかプリファブっぽいなとか思ったんですけど…でも全然違いますね。それはやっぱり彼らが新しい音楽ではなく、ただひたすらによい音楽だけを作ろうとした結果だと思います。政治の話なんかはコールドプレイとかU2に任せておいて(彼らが『政治的』といえるかは、まあ置いといて)大抵のロックバンドはそうすることが最良の選択であるということの好例。エイミー・マンみたいにこれからの時期夜中に聴いたらじわじわキそう。
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