大学のときフィフス・アヴェニュー・バンドという60年代のバンドが結構気に入っておりまして、このバンドのピーター・ゴールウェイ(並びにケニー・アルトマン)って凄く才能ある人(たち)だな~と思ってました。私はラヴィン・スプーンフルが好きなんですけど、ラヴィン・スプーンフルってやっぱり大衆的で、例えるとNHK教育テレビ的な感じがします。キャラ立ちもはっきりしてるし。あ、「セサミ・ストリート」的って感じかな…。ピーター・ゴールウェイのフィフス・アベニュー・バンドはそれよりも大人っぽい感じがしました。かといって難解になったりするわけでもなく、凄く軽やかで清新で瑞々しく若々しい音楽だったように記憶してます。最近聴いてないんですけど、でも「フィフス・アヴェニュー・バンド」と聴けばその音像を自然に思い描くことができます。
そのピーター・ゴールウェイがL.A.に向かい作り上げたという事実上のファーストソロアルバムがこちらであります。ラヴィン・スプーンフルのジョン・セバスチャンも参加(どうやらスタジオの裏の山にテントを張って住んでたそうです…時代ですねえ)。ジャズとフォークとロックの美味しいとこどりをしてるんですけど、打算的な感じがせず自分の中から湧き出るようにやってるのが素晴らしいですね。基本は明るい音楽なんだけど、俺にはこういう表現しか出来ないという直向きな想いが胸を打ちます。ジョー・ママとか好きな人も是非。
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