久々に最新六巻まで大人買いした漫画。聞きしに違わず凄い漫画でした。鈴木先生の本棚の中に「未成年」がありましたが、ドストエフスキー的(ドストエフスキー読んだのは相当昔のことになってしまいましたが…『カラ兄』は江川訳で読んだんだけど、『悪霊』は挫折。そういえば新訳の『カラ兄』も読みたいんだった)に濃密に生徒一人一人の内面の葛藤がえぐり出されていきます。「鈴木裁判」なんて、「大審問官」を読んでいるような読み応えが…正直文字ばっかでついていけなくなりそうになりますが。生徒たちの葛藤が鈴木先生自身の葛藤(麻美さんと小川さん、確かにどちらも魅力的ですね)と深奥で呼応しあうとき、確かに私にもその波動(麻美さん言うところの『生霊』か?)が伝わってきた気がしました。七巻がほんとに楽しみです。
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