犬吠崎の灯台に移動する間に、10年以上前に来たことのある刺身料理の店の前を通りかかり、銚子に来たことは初めてではないことに気づきました。正直に言って銚子に来るまで全く思い出しませんでした。なんかちょっと感動しつつ犬吠崎の灯台に到着すると、ここも家族旅行で昔着たことに思い当たりました。さすがにここからの眺めはちょっと心が震えるものがあります。「~湾」ではない海、というか「外洋」というものを目の当たりにすると一種の畏れ、敬虔さといったものが心に湧き出してきます。それはすなわち無限、もしくは永久に繰り返されるものに対する畏れなんだろうか?
犬吠崎であらためて地図を確認すると、ここからの道のりは気が遠くなりそうなものがあります。幸いにもまだ道は混んできていないので早めに外房を攻略してしまおうと考え、休みたい気持をこらえて面影橋号にまたがりました。銚子からは30号、すなわち「九十九里ビーチライン」というのに乗り、ひたすら直線の道を突っ走ります。伊豆と房総は同じ半島ではありますが、こと道だけを考えてみると前者はくねくね、後者は直線、と対極であります。確かに海沿いではありますが海との間には防砂林があり、海を見ることはほとんど出来ません。途中の蓮沼海浜公園でいったん休憩…といってもこのツーリングを通して休憩といったらトイレに入り、一口コーヒーを飲むぐらいのことしかしておりません。とにかく忙しいツーリングなのです。それにしても千葉県に入ってからほとんど白バイやらパトカーやらを目にしておりません。まあ助かるんだけど、全くいなければいないで不気味なものがあります。
しばらく進むと左手に牧場のようなものがあったので思わず立ち止まってしまいました。よく見ると二頭のポニーが道路に面した囲いの中に入れられていて、その横にはにんじんの乗った皿が置いてあります。さらに募金箱のようなものが置いてあって、そこに200円を投入するとポニーににんじんを食べさせることができるようになっております。迷わず一皿にんじんを買って与えてやりました。結構かわいい。なんだかちょっと「ペット・サウンズ」的光景です。
30号から128号、通称「外房黒潮ライン」というのに乗ります。これに乗ると次第に店が増えてきたので、これ幸いと目についたマクドナルドに入りました。ほんとうは普通のセットが食べたかったんだけど、まだ10時台だったので仕方なく朝マックをもそもそと食べました。
オォ房総一周ツーリングですか!一年前いいた、犬吠埼!そして財布をロストした懐かしいカモメ大橋!
最近ロングツーリングいってない。
投稿情報: わら | 2007/05/11 23:26
かもめ大橋、ありましたありました。私は渡らなかったのですが…。犬吠崎とか銚子の荒涼とした感じはわりと好みであります。
投稿情報: yoji | 2007/05/15 00:01