ここ数年間探していたウィリアム・ライオールのソロ作が紙ジャケで再発されたってことで、いそいそと購入して聴きこんでおります。ウィリアム(ビル)・ライオールって「ビートルズになれなかったバンド」で見事一位を獲得したこともあるパイロットという70年代のバンドのキーボード奏者なんですが、このアルバムがまた素晴らしい内容なんです。パイロットのアルバムって通して聴くと毒気がなくてパカパカな印象があるんですが(楽曲は粒揃いであることは認めざるを得ない)このアルバムに関してはブリティッシュロックらしい翳りというか、蠢く色気とか妖気のようなコクがあります。正直言ってパイロットのアルバムより断然面白い。ゴンザレスとかジェネシス(フィル・コリンズもドラムで参加)といったプログレ勢の参加によりこの目くるめく展開が可能となったのでしょう。解説によると彼は36歳という若さでAIDSで亡くなったようです。惜しい人を亡くしたものです…というかこのアルバムが廃盤状態だったのはマズいでしょうどう考えても。何年間私のAmazonのショッピングカートに入っていたと思ってるんですか。
ところでこのアルバムのもう一つの楽しみはヒプノシスによる美麗なレコード・ジャケットにあります。さすがにヒプノシスという出来ですね。私はかねがね思ってるんですがこれってベック「シー・チェンジ」の元ネタ?
僕もウィリアム・ライオール購入しました。
yojiさんのサイトで紹介されて知ったアーティスト結構ありますw
FOWも新作出ましたね。
投稿情報: よし | 2007/03/31 00:47
>>よしさん
どうもありがとうございます。いや、そういってくださると本当に嬉しい限りです。BLOG管理者冥利に尽きます。最近はカブにかかりっきりでなかなかレコまでお金が回っていかないのが現状ですが、それでもたまに気合の入ったレビューを書いていきたいです。期待してくれている人が少数であれ。だいたいこっちが本業だったわけですからね~。
FOW新譜出てるんですか!聴かねば。
投稿情報: yoji | 2007/03/31 21:12
初めまして。ジャケット、確かに「シー・チェンジ」に似てますね! このアーティストは全く知らなかったので、ベック好きとしては嬉しい発見です。
というわけで思わずコメントしてしまいました…
投稿情報: kirk | 2009/03/29 14:45
はじめまして。ウィリアム・ライオールほんとイイんで、是非聴いてみてください。
投稿情報: yoji | 2009/04/05 16:20