ミッシェル・ンデゲオチェロの4作目。重心低めでヒップホップ/ソウル/R&Bを横断していく音楽で…っていうとジル・スコットと共通するところもあるんですが、ジル・スコットがフィラデルフィア的流麗さを内包しているのとは対照的に、この人はゲットー的ヤバさ(マリファナネタの曲もあるし)が貫かれてて、まあ部外者だからこんなこと言えるんだろうけどひたすらかっこいいです。ギル・スコット・ヘロン(←私むちゃくちゃ好きなんですけど)のようなブラック・ポエト達のサンプリングも効果的です。また今作では、誰が聴いても気づくことですが、マーカス・ミラーを引っ張ってきたことに代表されるようにジャズの要素が多く取り込まれております。最新作が「ほぼジャズ」になっていることの布石、というか萌芽が見て取れます。いやあ〜これ最高傑作なんじゃないすか?まだ全部聴いてないけどw
映画「永遠のモータウン」にも登場する彼女ですが、あの映画観てるとき「この人はほんと学究肌なんだなあ…」という気がしたんですけど、まあ優等生的に不良をやってるという感じですよね。ディアンジェロもそうだけど…。先人達に対する敬愛が凄く見て取れます。
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