'65年作品(もっと古いと思ってました。意外です)で、最近かなり気に入ってる一枚。まあよくある「モダン・ジャズ」の中の一枚なんですけど、テンションがかなり高めに設定されてて(ドラムスのビリー・ヒギンズの果たした役割が大きいと思います)全く凡庸な作品に堕しておりません。一気に最後まで聴けます。一曲目の"The Dip"の3分47秒ぐらいにリー・モーガン(TP)がソロで切りこんでくるところは最高にシビれます。この曲や二曲目の誰でも知ってる"Recado Bossa Nova"みたいなアップテンポの長尺曲で、後半演奏者全員の体温がふつふつ高まってくるところはモダン・ジャズの醍醐味の一つでしょう。
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前回の話の続きですが、私は足しげく図書館に通ってCD借りてきてiPodに溜め込んでおります。もう(ここ数年借りたジャズのCDだけでも)100枚以上借りてると思います。別に物欲が無いというわけでもなく、どうせならジャズは全部LPで揃えたいなあ〜と思ってるだけです。なんかそのほうがかっこいいじゃないすか(笑)そう考えるとCDを買うのは全く無駄ということになってしまうのです。お金が勿体無い。図書館に無いものはツタヤなんかでフォローします。だから計算上は物凄くお金が貯まってるはずなんですけど…。実に不思議です。
[追記]65年ということで、録音状態が結構いいのも心おきなくハマれる理由かもしれませんね。とにかく全体的にファンキーで捨て曲無しです。一曲めのコード進行はかなりポップス寄りだと思います。リー・モーガンのトランペット大好きです。
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