以前ちょっとだけmixiで話題になってたネタなんですが・・・まずはちょっとこちらの「うるるとさらら『しつど〜ん篇』」をご覧ください。これちょっとジャマイカの音楽聴いたことある人ならすぐピンと来ると思いますが、完全にダブですよね?(ダブとは何か?簡単に説明するとレゲエのトラックを使用して、音を極端に増幅させたり抜き取ったりして快楽度を極端に上げた音楽のことを指します)しかもこれよく聴いてみるとニューウェイブ・ダブというよりは、オーセンティックなジャマイカン・ダブをそっくり模倣、標榜しております。この動画最初に観たときは衝撃であると同時に疑問が山のように噴出しました。
1.何故にダブなのか?
エアコンのCMに何故ダブを使ったのだろうか?ダブとエアコンの関係を考えてみても全然接点が思い浮かびません。「空気を作る」という意味だろうか?もしくはただの「しつどーん」の「どーん」とバスドラの「ドーン」というアタック音の類似性だけなのだろうか?(でもそう考えると子供たちが相撲をとってることとの関係が希薄です)もしくはエアコン=冷たい涼しい=清涼感ある音楽、という図式に対するアンチテーゼとしてあえてジャマイカの音楽であるダブを持ってきたというのだろうか?
2.何故にダブであることが隠されているのか?
このCMにはジャマイカ人らしい子供は一人も出てきません。それに背景はほとんど水色であり、ラスタカラーは一瞬も出てきません。さらにダイキン工業のサイトにはこのCMの音楽に対し「ほのぼのリズム」というコメントが記されているのみであり、作曲者ならびにCMの製作者が記述されておりません。何故にそこまでかたくなにダビーなトラックを使用していることを隠し通そうとするのか?
と、考えれば考えるほど混乱してきます。TVが家からなくなって一年ほど経ちますが、ひょっとしたら私の知らない間に日本のTV界は凄い勢いでジャマイカ方面に傾きつつあるのかもしれません。ある日TVをつけてみたら流れてる音楽が全部レゲエ/ダブ/スカ/ロックステディだったら…という浦島太郎状態を私は密かに望んでます(←望んでない)
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