カブに乗るようになってから必然的に車を沢山見ることになりました。まあ当たり前の話で、信号待ちのときなんて他にすることも無いから、隣やら前やらの車とか駐車場に収まってる車なんかをじーっと見て時間を潰すことになるわけです。話は変わるけど昔私は「モデルルームの看板を持つ」という死ぬほど退屈で陰惨で、まるでドラえもんで言う「石ころ帽子」をかぶらされたかのようなアルバイトをしたことがあるけれども、そのときも延々目の前を通過していく車を退屈しのぎに観察していました。そのときも思ったことなんだけど、はっきり言って国産車で「こんな車に乗ってみたいなあ…」と思わせるデザインの車ってほっとんど無いですね。別に全面的に外車がいいと言ってるわけじゃなく(確かに外車のほうが無条件にかっこいいと思わせるものが多いけれども、それは今は関係無い話だ)、もーちょいとんがってみてもいいんでないの?って思っちゃうんだよね。例えばBMWが作ったSUVと国産のSUVなんか比べちゃうと、もっと出来ることあるんじゃ?なんて思ってしまう。まあ普通免許すら持って無い私がこんなこと言うのもどうかと思うんですけど。
それでカブに乗り始めてからなんとなく車に興味持ち始めたんですけど、真っ先にいいなーと思ったのはやっぱりフォルクスワーゲンのニュービートルでした。これはいいよ。やっぱ。お金も無いのにカタログなんかも取り寄せてじっくり見てみたんですけど、ほんと細部まで計算されつくしてるなあ…って思います。空冷ビートルはさらに素晴らしいんだけどさすがに維持費が…エアコンすらついてないってのはちょっとなあ。維持費のことも考えるとやっぱり軽自動車がいい。
というわけでかっこいい軽自動車を血眼になって(いや、それは誇張だな)探してみたんですけど、はっきり言って現行の軽自動車に関して言えば、一つも「これは!」と思わせるものはありませんでした。結局辿りついたのはホンダ「ビート」とスズキ「カプチーノ」という、非常に見かけの似た二台でした(両方とも生産終了車)。両方とも軽自動車のくせしてオープントップの2シーター・スポーツカーという、実用性に関しては皆無といってもいい存在であるけれども、ほんと可愛い。しかも貯金して貯まらない価格ではない。特に私は「カプチーノ」ってのが気に入りました。ハードトップなのもいいし、シートとホイールもいい感じです(逆にいうと「ビート」は車体はいいんだけどそのへんが駄目だと思う…無論取り替えてもいいと思うんだけどそうするとすぐには乗り出せないし)。ダーク・グリーンのボディのやつ、欲しいなあ…。サングラスかけて新緑の中ヘ走り出したいなあ…といういささか80年代末的ライフスタイルを夢想したりなんかして。
似たようなタイプでは最近出たダイハツ「コペン」ってのがありますけど、これには全然惹かれないんですよね。なんでだろう…。
で、これらの車はMT車なんでマニュアルで免許取らなきゃならないんですね。とりあえず頑張って普通免許取ってきます!
追記。普通車でオープンの2シーター乗ってるっていうのはさすがにちょっとキメすぎだろうと思うけど、軽自動車ならギャグっぽくていいかな…というところはあります。
その後車好きの大先輩と話していて、自分が車に求める要素をいくつか言ったところ(大きすぎず、燃費がそこそこ良くて、デザインがすっきりしてて云々)、「それじゃあプジョーの205,206あたりかローバーMINIなんかがいいんじゃないの?」と言われました。調べてみると(なんせ車に疎いため調べてみないとどんな形か全くわからない)確かにこれらもなかなか捨てがたい。特にMINIはさすがだなあと思いました。これも深緑がいいなあ…。BMWが作ってる現行のものはちっともいいと思えないんだけど…。プジョーのはワーゲンの「ゴルフ」と似てるけど、こっちのほうが全然いいと思う。これは青がいいと思うなあ。
というわけで、
・スズキ カプチーノ
・ローバー MINI
・プジョー 206
・フォルクスワーゲン ニュービートル
という四つが気になっている今日この頃です。
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