ONE YEAR BLOG初の日本人のアルバムです。小沢健二さんの「犬は吠えるがキャラバンは進む」。前の私のサイトにも一度書いたことあるんですけど、まだ上手く掴みきれてないのでもう一度書かせてください。
このアルバムの近似値としてよく挙げられるアーティストは、例えばミーターズとかスティービー・ワンダーとかスティーリー・ダンとかリトル・フィートだったりするわけだけど(←最近のこのBLOGと似た傾向でもある)、ほんとにそうか?と思ってしまう。聴きこめば聴きこむほどルーツがわからなくなっていく。…やはりこれは、90年代の日本、ひいては小沢氏の頭の中にしか成立しなかった音楽だったのだ。イージーな言いかたをさせてもらえば、「こんな音楽どこにもない」。
…あえて言うならミーターズやリトル・フィートの影響は、非常にシンプルでありながらドクドクした息吹を感じるリズム・セクションに見受けられるし、洗練されたホーン、ストリングスはスティーリー・ダンとも比肩できる。何言ってるんだ?と思われるかもしれないけど、これはほんとに「音楽らしい音楽だ」。逞しいバック・トラックと、そこに乗る小沢氏の頼りないヴォーカルとドラスティックな変革を遂げた歌詞は文字通り"胸に突き刺さる"。それ自体ではなく、変革自体が。
残念ながら「dogs」のほうしか持っていない私は、
最近また“天使たちのシーン”にハマってしまっています・・・。
今も偶然にも聴きながら書いてます。
「dogs」で何が残念って、「犬」のほうにあったライナーノーツの名文が
手元にないってことですよ。
まぁ、ネットですぐに見られるんだけど。
投稿情報: 主宰(少々効率の悪い熱機関) | 2004/04/08 00:55
私も今聴いてますよ。このアルバムはたまに物凄く聴きたくなって延々
リピートしてしまいますね。まだまだわからない部分が沢山あるんだけ
ど、まあ歳を取るごとに少しづつわかっていくでしょう。
ライナーノーツ名文だよね。今となっては少し青臭いんだけど、それを
補って余りある勇気を感じる。フリッパーズ時代を知ってると尚更ね。
大槻ケンジが歌う「天使たちのシーン」聴いたことある?あれもなかな
かの力作で結構好きです。
「ある光」のアナログをここ数年探してるんだけどぜんぜん見つからないなあ。
投稿情報: yoji(早起きのマラソンランナー) | 2004/04/08 01:11
「天使たちのシーン」、大槻ケンジこの曲を聴いて涙して
自身のソロアルバムでカバーしたっていうアレですか・・・。
聴いたことはないんですよねぇ。
ネットで落ちてないかなぁ探してみるか(買えよ)
いつかこの「天使たちのシーン」をカラオケで歌いきってやろうと
画策しているのだけれど、13分半も耐え切れるか(歌い手も聞き手も)
そして、この曲が入っているカラオケ機が少ないという2つの問題があり
叶えられないでいます。
「ある光」ももちろん好き。
投稿情報: 主宰(リボンのついたシャンパン) | 2004/04/08 02:50
「ある光」のCDのジャケット写真を撮ったのは、確かヒッキーの夫
(紀里谷さんだっけ?)なんだよね。アナログ盤は確かHIROMIXだった
はず。曖昧ですが。
あのころの小沢健二好きだったら日本の「ヒックスヴィル」というバンド
も聴いてみるとよろしいかと。小沢健二のサポートもしてました。
投稿情報: yoji | 2004/04/08 22:07
渋盤に「犬」がはいるとは。番外編ですか。
いいですね。大好きです「犬」。オリーブ少女だったので(古)オザケンの連載も大好きでした。ドゥーワチャライク。
まさにリアルタイムで聴いてきた1枚です。青春。
「LIFE」も好きですけどね・・「球体〜」も。
ヒックスビル、なつかしい〜。あのころはいろんなとこで真城めぐみさんの声きいたなぁ。
投稿情報: yoko | 2004/04/09 06:42
yokoさん早起きですねえ。
しかし「犬」のことになると皆熱いですね。やはりあのアルバムは文系
男女には相当なトラウマになってるのか…。
私はさすがに「オリーブ」までは手出してませんでした。オリーブ少女
には昔は幻想を抱いてたもんです。
私は昔武道館で小沢健二さんのライブ観たことあるんですけど、やっぱ
「天使たちのシーン」で一番グッときました。
投稿情報: yoji | 2004/04/09 13:01