たまにはレコ評しておかないとどういうBLOGかわからなくなってきてますね。
音楽における漆黒は、単純に「そこに光が存在していない」状態をさすのではなく、光それ自体がすでに漆黒である場合もあるのだろう、とこのアルバムを聴いて私は気づきました。今年後半はこのアルバムに尽きます。高校生のときにあの有名な「ゲッツ/ジルベルト」を聴いて以来初めてスタン・ゲッツの演奏に触れたんだけど(スタン・ゲッツの演奏はあまり印象に残って無い…)、この時期(51年)の彼の壮烈な演奏は電撃的に私を撃ち抜きました。豪放というのではなく、あっけらかんとはしているのにもかかわらずむせかえりそうな(完全に浸りきっているのではないのがまたカッコいいところである)芳醇な歌心が全編を覆い尽くしている。ジャズを聴く快感をもう一つ私は体得出来た実感があります。特に"Song is you""Mosquito knees""Pennies from heaven""Move"とアップテンポの曲が連なる前半はすげえ!開いた口が塞がりません。
チャーリー・パーカーについては後回しにするとして(ただ単に唖然としているので何も言葉が浮かんでこないだけだったりする)、先にスタン・ゲッツについて書いておきました。ちなみにLP二枚組が一枚にまとめられた得用盤(ていうのか?)。
箇条書きで失礼。
・初台の「モトメビウス」でスプロケとチェーン交換していただきました。やっぱこの店は感じがいいなあ…。家から近くて助かります。
・「小沢健二『天使たちのシーン』を国歌にする会」会員募集中。
・最近真剣に「ペン習字」を習いたいんですけど、どうするのが経済的でしょうか?通信ではなくちゃんと先生に習いたいです。
クリプトナイト社製の重厚な鍵をがっしゃんがっしゃんとぶら下げてカブを乗り回していたら、どんどん車体が削れてきてしまいました。これはいかん…ということでさんざん考えあぐねた末、カブにツールバッグをつけてそこに放りこんでおくことにしました。取り寄せて取りつけてみるとまるでオーダーメイドしたかのようにぴったりでした。ちなみにこちらで購入いたしました。
私は「そういうことする〜だバーロ!」だそうです。
そういうことする〜さんは、プライドが高く、常に高みを目指しているタイプです。自分をより価値のある存在にしていくために、日々の努力を怠りません。リーダーシップを取るのも得意で、いったんグループの中心になったら、周囲の人々に細やかな配慮を示します。リーダーの座に納まってワガママを言うのではなく、リーダーとしての責任を十分に果たし、グループ全体をさらに良い状態へと導いていける人なのです。こういった性格は職場でも良く生かされ、あなたはどんな困難にも負けず、着実にキャリアを積み重ねていくことでしょう。恋愛面でも、主導権はあなたのほうに。自分たちがもっと親しくなれるように、みずから二人の関係をリードしていくはずです。
そ、そうだったのか…。ちなみにこんなものもあります。
今度作ってみます。
ずっと前の話になるんだけど、11/6に青山のホンダ・ウェルカムプラザで行われたカフェ・カブ・ミーティング2005に参加して参りました。まあ私は本来パーティとかミーティングとか大嫌いな人間なんだけど(今さらだけど姉が結婚式を挙げなかったのは僥倖と言ってもよかろう)、色んなカブが一同に集まるという話を聞いてしまったら行かないわけにはいかない…無論自分のカブの参考にするためです。当日はあいにくの天候で、途中から雨が降り始めてしまったんですが、200台を越すカブが一同に会し大変な盛況ぶりでした。ピンバッジとマグカップも貰えたし、ブレンドコーヒー一杯タダで飲めたし大満足です。ピンバッジは早速その日にバックパックにつけちゃいましたし。ちなみに左の写真真ん中が我がノース・マリン・ドライブ号…地味だなあ。
これ絶対いい!と思いました。売れそうだなあ…私は今年ブラウンの腕時計買ったから買わないですけど。「駅の時計」がいいですね。
最近ほんと物忘れが酷くて、彼のことについても書いたことあるかどうか全然思い出せないんだけど、今日はバーナード・バトラーについて書きたいと思います。スウェードの天才(少年!)ギタリスト時代、ソロ時代、マッカルモント&バトラー時代、そして現在のThe Tearsへ…とキャリアのどこを見ても黙して頭を垂れるしかない作品を残している、現代における希有なアーティストの一人である…と私は思いますよ実際。個人的にマッカルモント&バトラーも非常に質の高い音楽であったと思います。下世話な話ですが、ライブを見たことないのでどういうかたなのかよくわからないけど、もし仮に私が女の子だったら確実に好きになってるアーティストだと思います。余談だけど顔も好きなんです…ああいう線の細い犬顔と言ったらいいのか。顔だけだとブラーのデーモンのような顔が好きなんです。日本人だと伊藤英明とか(顔だけね)。なんかのインタビューで「僕は猫と彼女とギターがあればそれだけでいいんで…」みたいなことを言ってたのも印象に残っています。まあ一種のギター馬鹿ですよね。そこがいいんだけど…。
彼の音楽について考えてみると、確かにマッカルモントと組んだものを聴いてみたりするとメロディメイカーとしても卓越した才能を有していることがわかるんだけど、やはり彼はそのギタープレイが最も印象的であり、一つの輝ける伝説として後世に伝えられていくべきではなかろうか?と思います。彼のギターの音色については「官能的」と評されることが多くて、それもわからなくはないんだけど、私はこれこそまさに「ソウルフル」であると声を大にして言いたいです。痩身を削り、魂を軋ませながら弾いている…という意味での「ソウルフル」。これもまた一つのブルー・アイド・ソウルなのかもしれません。
60年代後半以降エレクトリック・ギターはロックという音楽の中で神格化されていったけれども、その流れを作った人物…例えばジミー・ペイジであるとか、ブライアン・メイであるとか、そういった人と同じ資質…つまりテクニックだけなら凡百の人が持ち得るんだけど、そこに魂を注ぎこみ、代々のリスナーの聴取に絶えうるソロを残せる才能…を彼も有していると思います。バーナードが前述の二人と異なるところは、確かにギターを弾く姿はステージ上で完璧にキマっているんだけれども、「ここは僕のいるべき場所ではない」という雰囲気がまとわりついているところだと思います。「サウダージ感」とでもいうのでしょうか。これは非常に個人的な見解ですが。
私の最も好きなバーナードがらみのアルバムはソロ第一作目の「ピープル・ムーヴ・オン」。ここに至って彼のギターは天井知らずの伸びやかさを見せる。聴いた人は誰でも気づくと思うけれども、このアルバムの中では彼の声よりずっとギターのほうが雄弁である。
そろそろ年の瀬、ということでちょっと「こんな紅白歌合戦なら見てやってもいい」(←高飛車である)というプログラムを考えてみました。まあ本物の「紅白」なんてつまんないからもう10年ぐらい見てない気がしますが…。12月最初の更新がこんなくだらない企画ですいません。古今東西関係無いメンバーです。一応白組紅組10組づつです。
[白組]
ビースティ・ボーイズ
プリンス
デ・ラ・ソウル
フランク・ザッパ&マザーズ
フェラ・クティ
マイ・ブラディ・ヴァレンタイン
マイルス・デイヴィス
スピリチュアライズド
ファンカデリック
オーティス・レディング
[紅組]
デスチャ
TLC
小島麻由美
キャロル・キング
ザ・ゴー・チーム
ミッシー・エリオット
元ちとせ
メアリー・ルー・ロード
ジョニ・ミッチェル
B-52's
ビリー・ホリディ
最初とトリ以外はほとんど思いついた順です。白組はとにかく年末ってことで「マツケン」とかに対抗できるようにとにかく派手に。しかしJBを入れておくべきだったなあ…サン・ラーとスライも入れてみたい。スウェードを入れてもいいなあ。紅組は私は詳しくないのでほんとに思いついた順です。フージーズも入れたい。メアリー・ルー・ロードかジョニ・ミッチェル外してエイミー・マンを入れてもいいですね。
しかしこの面子で実際に「紅白」やったら凄まじい低視聴率になりそうですね。
[あらすじ…国道17号の板橋付近で二回白バイに捕まった私の実家に、原付初心者講習の通知書が送られてきた。免許を取ってから一年以内に違反点が三点貯まってしまったので、これを受けないと免停を免れることが出来ない。]
これについて書くのをすっかり忘れてたんですが、去る11/2に原付の初心者講習を受けて参りました。いまさら思い出すのもげんなりしますが、この無意味さを後世に残すため、また世間に広めるためにレポートいたします。
しかしこれやるのって平日の朝9時からなんですよ。私は引っ越したけど住民票はまだ埼玉にあるので、朝の7時に代田橋を出て、南浦和のとある自動車教習所にわざわざ足を運びました。受付を済ませるとやる気の無さそうな教官が出てきて、簡単に今日の流れの説明がありました。私と一緒に講習を受けていたのは四人ほどで、17〜19歳ぐらいの子が多かった気がします。みんな私より若かったと思いますね。こう言っちゃ悪いけどやっぱり「ガラのよさそうな」子は皆無でした。で、最初に「なぜ一年以内に三点も貯めたのか」ということをみんなに聞いてくるんですが、まあ理由は様々です。「一方通行を逆走した」「二段階右折を怠った」「一時停止をしなかった」というのが多かったと思います。しかし一方通行逆走って凄いね。
その後皆でぞろぞろと外に出て、二組に分かれて実際にスクーターに乗って教官の後について教習所内を走りました。いわゆる普通の「スクーター」に乗ったのは免許を取るとき以来だったので、慣れるまでにかなり時間がかかりました。ウィンカーのスイッチが逆にあるし…しかしスクーターってほんと楽な乗り物ですね。自転車より簡単かもしれない。やっぱり私にはカブのほうが合ってるなあ…なんてことを考えてたら、そのまま教官が外に出ていったので我々もついて行きました。そしてしばらく南浦和周辺をツーリング。全然楽しくないです。
その後は教習所に戻ってスライドを見ながら「どのような危険が予測されるか?」というようなことを皆で議論して、それと全く同じ問題が出るテストを一枚受けると晴れて合格、という運びになっています。これで一万円ぐらいかかるんですよね…。スクーターに乗れたし、南浦和をツーリング出来たし、元が取れた…とは全然思えないな。
ここ数年ワンシーズン・ワンコートの人と馬鹿にされ続けてきて非常に悔しい思いをしていたので、今年は奮発して数年来欲しかったコートを二枚買いました。冬を迎えるにあたって新しいコートが二枚も用意されていると、もうどんどん寒くなっちゃってくださいという気分になってきますね。ウェルカム冬将軍。ウェルカム寒波。
買ったコートについてですが、一つはショットの濃紺のPコートです。定番ですね。これは無茶苦茶重くてかつ無茶苦茶ゴワゴワしているという、同時代性というものが皆無でけったいな代物なんだけれども、まあそれだけに安心感はあります。ゴワゴワしてるので型崩れしなさそうだし…。これは襟を立てて着たいと思ってます。しかし着てると肩こるわ…。
もう一つはアルファのN-3Bです。これってナイロンの素材のものが有名だけれども、私はコットンのベージュのものを選んでみました。これはいいですね。ファーつきの服って私は買うの初めてだったんですが、非常に暖かいんですねえ。マフラーいらないですよ。
色々と鬱積している問題を抱えながらも奥多摩に行って参りました。すごく楽しかったです…ってこれしか言ってない気がするんですが、結局のところ私は長い時間カブに乗っているだけで楽しいということなんだろうなあ。金がかからない男だ…。どれぐらいお金かからないかって言うと、埼玉の戸田を出発して散々奥多摩を巡って家に帰って、交通費は驚愕の400円(!)ほどでした。つまりガソリン代ってことですけど。「お金は無いけど、暇はある」って人は、青春18切符なんぞ買ってないで今すぐヤフオクかなんかで三万円のスーパーカブを買ったほうがいいんじゃないかと思う今日この頃です。
立ち寄ったところを順に思い出してみると、
所沢航空公園→払沢の滝→昼食(だんご汁定食)→都民の森→小河内ダム
という感じだったでしょうか。航空公園はほんと広くて私はびっくりしました。昼食のだんご汁定食はあまり期待してなかったんですがなかなか美味しかったです。都民の森で同行者の一人がエンストするハプニングがあったんですが、他のカブのガソリンを移しかえるという荒療治でなんとか切り抜けました。ちなみに都民の森周辺の気温は6度ほどでした。小河内ダムについたときはもうかなり暗くなってました。
それにしてもうねうねと曲がりくねる山道を走るのはほんと楽しいです。東京(まあ奥多摩も東京ですけど)に帰ってきてから退屈でしょうがないですもん。奥多摩また行きたいですねえ。
私は村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」っていう小説が好きで、高校一年生のときに初めて読んでから幾度となく読み返したりしているんですが、あの小説は「世界の終わり」って話と「ハードボイルド・ワンダーランド」って話がパラレルに進行していくんですね。で、その「ハードボイルド・ワンダーランド」側で、「私」が世田谷のどこかの商店街の金物屋でヘンケルの爪切りを購入して、図書館に勤務する女の子とデートするときにプレゼントするくだりが出てきます。最近私がmixiをぼんやりと巡回しているとき、あのヘンケルの爪切りの写真が実際にUPされててちょっとびっくりいたしました。実際にあるものだとは全く想像していなかったんだけど、よく考えてみたら存在しても全然不思議ではないですよねえ。折りたたみ式なので、小説の中では女の子に組み立てながらプレゼントしていたように記憶しているんだけど、本当に同じ形状だったのでこれまたびっくりです。はっきり言って欲しいんだけど、5000円っていい値段しますねえ。「ねえこれ実はさあ…」って感じでネタにするためだけに買うには高すぎると私は思います。↓の下のほうにあります。
http://www.frkw.com/index025.html
ところで「Shop99」は今すぐその店内BGMを止めなさい。
なぜかは知らねど最近すごくモッズづいてて、ドクター・マーチンのサイドゴア・ブーツが欲しくなったりだとか、ヴェスパのキーホルダーやらターゲット・マークのステッカーを買ってしまったりだとか、モッズコートを引っ張りだしてきたりだとか、ザ・ジャムのビデオを借りて観たりだとか、ムーヴとかアクションであるとかノーザン・ソウルの類のCDを聴いたりだとかして過ごしています。話は変わるけど「筋肉番付」(?)とかいうTV番組で「サスケ」とかいう企画ありましたよね?でかい鉄の塊みたいなのに挑戦するという…あれは今もやっているのかな…全くTV観てないから全然わからないんだけど。あれに「山田さん」とかいう毎回出場するかたがいて、確かその人は「サスケ」そっくりのセットを家の庭に組んじゃうぐらい凄い人なんだけれども、その人が失敗(←お約束のように失敗する)したあと悔し泣きしながら「俺には…サスケしか無いんですよ…!」って言ってたのを私はよく覚えています。我ながらどうでもいいことばっかりよく覚えているもんですねえ。まあ彼の言葉を拝借させていただくと、
「俺には…モッズしか無いんですよ…!」
ということになります。確かに私はモッズから遠く離れてしまったけれども、結局のところ心はモッズと共にあったのだ、なんていう都合のいいことを今私は思う。
で、ザ・コーズです。確か同名のドゥー・ワップ・グループがいたように記憶しているけれども全く関係ありません。ビート・バンドというより歴然たるパワーポップとして聴ける、ネオ・モッズたちによる爽快な演奏がたるんだ身体の垂直方向に突き抜ける。
この前の日曜日に一日がかりで三浦半島を一周してまいりました。結果から言うと、非常に楽しかったです。やっぱりリトルカブ君は、どこまでも続く直線よりも「ロング・アンド・ワインディングロード」のほうが好きなんだなあ…ってことを再確認しました。以下その他の出来事と思ったことを箇条書きで。
・カプチーノが走ってるのを二台見た
・三浦半島先端で気持ちよく飛ばしてたら白バイとすれ違う
・湘南付近はやっぱりオープンカーが多い
・暴走族と並走。ちょっと感動
・とりあえず浦賀はペリーに頼りすぎ
・R246は凄い
唐突だけれども私のカブの名前は「ノース・マリン・ドライブ号」に決めました。ベン・ワットのあのアルバムから取りました。
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