2013年に沢山聴いたなあ、というアルバム。とはいってもそんなに沢山買っていないので、順不同に5枚だけ。
5月にグラスゴーに行ったので、今年は沢山グラスゴー関連のアルバムを聴いていました。そんな折突如出たのがジョン・マッケンタイアプロデュースのこちら。もはや発売されて16年経つ前作「イルミネーション」が個人的に好きだったので、同じ路線のこれは一聴して気に入りました。職人的素朴さ。聴いていると「MONO」のカウンターでヴァン・ダイク・パークスの新譜を丁寧に包んでくれたスティーブンさんを思い出して胸が熱くなります。グラスゴー魂を感じます。フレンチ・インプレッショニスツとかも今年は沢山聴きました。
今年はジョー・パスをよく聴いていました。先日亡くなったジム・ホールも好きなのですが(黙祷)、ジム・ホールの方が冷徹にしてバランス重視の構築美という感じなのに対し、ジョー・パスはもうちょい温もりのあるイメージです。「ヴァーチュオーゾ」シリーズも素晴らしいですが、さらによく聴いていたのがこちらでした。
この人は正直よくわからないのですが、二曲目の"Bumblebee"を聴いて衝撃を受けてアルバムを買ってずっと聴いていました。このご時世に恐ろしくアナログな70'sブラジリアンな音が出てます。最初どこの国の人なのか知りませんでしたがスウェーデン人だということを聴いてびっくり。全編通して聴くとやや起伏は無い気がしますが、とりあえず全体的に物凄く私好みです。
「はっぴいえんど」に影響されたという日本の大学生バンド。「はっぴいえんど」的ではない曲はボツにする、という徹底ぶり。失礼ながら最初は、いいんだけどすぐ飽きそうだなあ…とか思いながら聴いていたのですが、逆にどんどんハマりました。こういう音楽は珍しいと思います。コンセプトだけじゃなくて曲と演奏という「基礎体力」が素晴らしいからなんだろうと思います。勝手ですが、就職などしないでどんどんアルバム作って欲しい、そしてライブを観に行きたい、と思いました。日本のロックだと森は生きていると前野健太と相対性理論の新譜もよく聴いていたと思います。
ずっとAmazonのカートに入っててプレッシャーになっていた一枚です(笑)。驚異の一人パワーポップ。全曲引っかかるものがあり、声がもうすでにエリック・カルメン的なパワーポップ声ですねえ…。名盤です!!
しかし今年はとにかく2月と11月のマイブラのライブが圧巻であったなあ、と思います。私に取って今年はマイブラの年でした。特に2月の新木場スタジオコーストが強烈すぎて、今までの音楽体験が全てぶっ飛びそうになる至高の体験でした。絶対出るはずがないと思われていた旧譜のリマスターもちゃんと出て、さらには新譜まで出たので全部聴きまくっていました。マイブラファンにとっては2013年ほど幸せな年はなかったのではないかと思います。
新木場スタジオコーストで私が観た"You Made Me Realize"の動画がまだ残ってました。中盤のノイズピットで私の中の何かが壊れました(笑)。
それにしてもストーン・ローゼズが観たかったなあ。
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