うちの会社は(休みが少ない代わりに)毎年秋に連休があります。今年は香港にでも行こうかな…と思っていた矢先に例の尖閣諸島での中国船の事件があって(どうも香港あたりから出航してたらしい)、わざわざそんなときに好き好んで香港に行くこともあるまい、と思いました(香港国際空港を降りた瞬間ボコボコにされる図が容易に想像できる)。
そこで次の候補として八重山(やえやま/やいま)諸島が挙がってきました。八重山諸島というのは沖縄本島から約400km離れた石垣島、西表島を中心に小浜島、竹富島、黒島…を含む(有人島)10島で構成される島嶼なのですが、勿論私がここに興味を持った目的はしつこいようですがこのうちの小浜島を舞台とした「ちゅらさん」を観た、という一点に尽きます。うむ、ここにしよう…とANAのサイトで航空券とホテルだけ取りました。
11/8(月)。東京は曇り。石垣島も曇りだそうです。本日は到着が夕方になるので石垣島まで移動するだけ。8時台に京浜東北線に乗るので大きい荷物持ってラッシュに巻き込まれたらキツいなあと思ってたんですが、そんなこともなかったです。線路内に人が立ち入ったため少し遅れてハラハラしましたが。しかし京浜東北線で埼玉から羽田まで行くのって地味に時間かかりますよね…。羽田が国際化とかいって盛んにCMしてますが、埼玉県民としてはそんなに便利になった気はしないなあというのが実感です(新型成田スカイライナーはもの凄く速いし)。
ANA機は羽田から定刻で那覇に向かい、10分遅れで乗り継いで石垣空港に到着。こじんまりした空港です(こんなに小さい空港は初めて使いました)。スーツケースを転がしながら空港を出ると初夏ぐらいの暑さでした。一瞬迷いましたがタクシーを拾って石垣中心地のホテルまで行ってもらいました。このタクシーの運ちゃんがなかなか強面の方で、一抹の不安がよぎります(ちなみに帰りのタクシーもそんな感じだった。デフォルトか?)。石垣島中心地までは1000円ぐらい。
ホテル(ビジネスホテルみたいな感じです…寝るだけだからどうでもいい)にチェックインして部屋に荷物を運び入れ、ふらふらと石垣島の繁華街に出てみました。それにしても風が強い。そして例の事件のお陰で市役所付近にはかなり報道陣が多かった。
市役所の裏に「A&W」がありました。私は朝から何も食べてなかったので、ここで本日初めての食事。モッツァバーガーとカーリーフライとルートビア。一年ぶりのA&Wはやっぱりいいですねえ。
そのままホテルに帰ってもしょうがないので、石垣島中心部をふらふら歩いてみました。那覇の国際通りの規模を小さくしたような感じです。もっと変なものがあるかなと思ったらそうでもなかった。石垣市公設市場も、那覇の牧志公設市場に比べるとあんまり面白くない。普通のアーケード街みたいな感じです。
ふらふらしてるとお腹がすいてきたので、ネットで評判の良かった「あさひ食堂」に行ってみることに。石垣島中心部から歩いて15分というところでしょうか。このへんはだいぶ観光地化から逃れててなかなか面白い。お客さんも地元の人が多そうです。
店の中は座敷とテーブル席に分かれています。よくある食堂、という感じ。メニューだけが沖縄風。私はチャンプルー的なものと迷ったんですが、ここはやっぱり「八重山そば」を注文。400円と激安。しかしこれを注文するとおばさんが「煮物とご飯がついて500円だからこれにしておけ」と「八重山そばセット」をすすめてきたので、そちらに変更。
これで500円です!タクシーもそうだけど、石垣島は(観光地以外は)物価が安いのがいいですね。八重山そばはかまぼこと豚肉の煮たやつが乗ってるのが特徴的です。煮物はひじきとかまぼこの煮たもので、これも美味い。再びだんだんと旅行中特有の幸福な感覚に満たされてきました。
再び石垣島中心地に戻り、アーケードの店で「ブルーシール」のさとうきびアイスを食べ(珍しい!美味い!)ホテルに戻り、眠りました。
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