国際通りの入り口の有料駐輪場にカブを停め、国際通りを牧志方面へぶらぶらと歩いてみました。日曜日だったので歩行者天国になっており気分がいいです。両側にいっぱいの土産物屋があるけど、興味が無いのでかねてから行ってみたかった牧志公設市場を目指すことにしました。
途中ブルーシールの店があったので、中に入って紅いもとシークァーサーのダブルをコーンで注文し、食べながら牧志へ向かいます。ブルーシールのアイスって特別なものかと思っていたんですが、沖縄をツーリングしてたら結構いたるところにありました。道の駅とか…。
アイスを食べながらしばらく進み、スターバックスの角を曲がるとアメ横のようなアーケード街になっています。ここも結構風情があっていいんですが、しばらく進むと牧志公設市場の看板が。ここがまあ、「アメ横センタービル」みたいな役割を果たしてるのでしょうか。 中に入ると生臭い匂いが鼻をつきます。一階は大きく「魚」「肉」「その他」の大きく三ブロックに分かれています。見たこと無いような魚も沢山売っています。ヤシガニとかも生きたまま売ってる。かまぼこがずどーんと長いまま売られていたのが印象的でした。あれ買ってどうするんだろう…。
二階では一階で買った魚を調理して食べさせてくれます。私は何も買わずそのまま二階に進みました。すると客引きが凄い勢いで声を出してます。すごいボロいショッピングモールのフードコートみたいになってまして、そこに出してる店一つ一つが客引きで争ってるみたいな感じになっています。
私は適当な店に入り「グルクンの唐揚げ」「ソーキそば」「海ぶどう」を注文しました。とりあえずここで基本的な沖縄料理は全部食べてしまおうと思いました。「ソーキそば」は確かに美味しい。骨がやっかいですが…しかしこういったギトギトしたものをあっさりしたそばの上に乗せちゃおうっていう発想は凄いですね。「にしんそば」みたいなものか…。「グルクンの唐揚げ」も香ばしくて美味い。「海ぶどう」は初めて食べたんですが、不味くは無いけど飽きるな…とか思ってしまいました。正直少し残してしまいました。
考えてみたら東京を出てからずっと動きっぱなしだったので、ここで初めて一息つけました。 牧志の食堂の椅子に腰かけ、ぼんやりと働いてる人の顔をよく見るとじわじわと「沖縄に来たんだな」という気がしてきました。やっぱりみんな一様に濃ゆい顔をしている。海の男という感じもします。
市場を出るところにジューススタンドがあったので、そこで「レモンジュース」というのを購入しました。レモンと言っても良く見ると目の前で絞っているのは明らかにシークァーサーです。目が覚めるように酸っぱくて美味しい。じっと見てるとおじさんは二畳ぐらいのスペースの中で黙々とシークァーサーを絞り続けています。うーむあまりにも沖縄的風景…と胸が熱くなりました。
牧志の公設市場を出た私はいよいよ世界遺産「首里城」を目指しました。
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