最初に結論らしきものを述べてしまいたいんですが、ここ私大好きですw 大学に通っていたころから「東洋大の近くに、ごくごくフツーの定食屋なのにカレーが凄く辛い店がある」と知ってはいたんですが、一度行ってみたいと思っている間にとうとう卒業してしまいました。でも忘れずに行ってみてよかったです。
西巣鴨交差点から17号に入り、巣鴨の駅前を通過しDROP'S BURGERの前を通過し(この辺りは道幅が広いので晴れてて道が空いてると凄く気分いいですね)旧白山通りに入ると道幅がちょっと狭くなります。東洋大学のちょっと手前…おかしい、この辺なんだけど…とケータイの地図で確認しながらふと目の前の建物を見ると、おいこれかよ!と突っ込みたくなるぐらい地味に目の前にありました。ほんとに普通の街の普通の定食屋みたいな雰囲気で嬉しくなります。
店に入ってみるとこれまた特に変わったところは見当たりません。メニューに「カレーラーメン」と「カレーライス」があり、それぞれ「並辛・中辛・大辛・極辛」と四段階の表示が出ている以外は…。私は「カレーライス・中辛」を頼んでみました。するとおばさんに「辛いですよ?」と念を押されました、そう言われることも予め確認済みだったので心の中では(キ、キター…)と感動しながらも「いや、大丈夫です!」と元気に答えます。
スポーツ新聞を読みながら待っているとすぐにカレーライスが運ばれてきました。なぜか油揚げの味噌汁がついてる。しかもご飯には福神漬けならぬ紅しょうがが乗っている、というかなーりドメスティックなブツであります。それらがアルミの、給食が乗っててもおかしくないというお盆に乗せられ運ばれてくるという…。なんかちょっと息を呑んでしまう光景です。
カレーのほうも、見かけは家で母親が作ってくれる、市販のルーを使ったカレーとそれほど大差無い。蕎麦屋で出てくるカレーみたいです。一口食べてみると、うむ…美味しい、美味しいんですがそんな辛くないじゃないか、と正直思いました。最初は。
ところがこれがほんとに後になってじわじわ効いてくるんです。普通「あとになって辛くなってくる」っていうと一口目を食べて二口目に行くぐらいにクるのを想像しますよね?ここのカレーは残り1/3ぐらいになるとぐっとクるんです。例えるならワンコードで引っ張るミニマルなファンクみたいな、5分ぐらい聴いてから腰にクる感じなんです。色んな要素が絡み合って実にファンキーなカレーであります。
というわけで私はすっかりこの店のカレーが気に入ってしまいました。次は大辛を食べてみたいなあ、あ、いやカレーラーメンというのも捨てがたい…。
場所は白山五丁目バス停前、もしくは都営三田線千石駅から徒歩3分、だそうです。
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