周囲の人から「どんな車乗りたいの?」って聞かれたら「そりゃ勿論オートマのフェラーリですよ」って答えてたんですが、まあそれは冗談として、最近色んなサイトを見てたらちょっとこの世のものとは思えないほど美しい車を見つけてしまいました。BMWのZ4ロードスターっていうんですけど…知ってます?カッコマンは激マストですよ(←90年代後半の『BOON』風)。正直ちょっと息を飲んじゃいましたよねえ…。なんかこの車から颯爽と私が降りてきたらかなりウケるんじゃないかって気がします。
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最近iTunesに貯めこんでるジャズのファイルが増えてきたんで、プレイリストを追加して整理いたしました。「Swing」「Free Jazz」「Blue Note」みたいな感じで。それで「Piano Trio」ってプレイリストも作ってみたんですが、これをシャッフルさせて聴くのが非常に面白くて、暇さえあれば猿のようにこれをずっと聴いてしまいます。ものの本によると、日本人はジャズの編成の中でも特にピアノトリオが好きなんだそうですが、私も御多分に漏れずとても好きです。このプレイリストにはビル・エヴァンスは勿論のこと、オスカー・ピーターソン、セロニアス・モンク、レッド・ガーランド、シェリー・マン、グレイト・ジャズ・トリオ、ウィントン・ケリーあたりからミッシェル・ペトルチアーニ、キース・ジャレットまで節操なくぶちこんであります。これをシャッフルさせると各ピアニストの違いが面白いようにわかりますね。無論私はピアノ弾けないので技術的なことについては全く言及出来ないんですけど…。
これを聴いててつくづく思ったことは、私はやっぱりビル・エヴァンスが最高に好きなんだってことですね。レッド・ガーランドのトリオはふんふんふんといい感じに聴き流せちゃうんですが、ビル・エヴァンス・トリオの演奏が始まるとちょっと取り乱しますからね。うーんなんなんだろうこの違いは…。ビル・エヴァンス・トリオはもうビジュアル的にも好きなんですよね。全員白人で黒い細身のスーツ着てるとことか、エヴァンスの黒縁眼鏡であるとか櫛でぴたーっと綺麗になでつけられた髪であるとか…故に晩年のエヴァンスはちょっと色んな意味で直視出来ないところがあります。婦女子みたいな発言で申し訳ないんですけど。
「枯葉」もエヴァンス・トリオの解釈が一番気に入ってます。ドラムが入ってきて突然恐ろしいほどにスウィングし始めるところは、安易な表現で申し訳ないんですけど「ピアノトリオとは思えないほどにダイナミック」であると思います。エヴァンス・トリオの、特に「ポートレイト・イン・ジャズ」はあの冷徹な外観から繰り出されるグルーヴィな演奏がかっこいいですね。あと最近気に入ってるエヴァンスの演奏は(なんか途中からビル・エヴァンスの話になってきたけど気にしない)、"Sunday at the Village Vanguard"収録の"Alice in Wonderland(不思議の国のアリス)"ですね。この薄汚れた世界にこれほどにも美しく儚い音楽が存在してていいのか!
[追記]モニカ・ゼッターランドの歌う、エヴァンス・トリオが伴奏をつけた「ワルツ・フォー・デビィ」もいいっすね〜。
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