意外に思われるかもしれませんが、スーサイドって私は結構好きです。なんででしょうね?時々ドアーズとヴェルヴェッツを想起させるところがあるからでしょうか。電子機器+ヴォーカルの生生しい絡みはシルヴァー・アップルズを思い浮かべることも出来よう(あれはシメオンだったか)。NYをアンダーグラウンドから揺さぶった77年作品。神聖である何かを汚していくときの悦楽が明快に現出されているアルバムである。訥々とした打ち込みと虫の羽音のようなノイズ。ラストのポップな"Keep your dreams"も聴きどころだろう。時々狂気を垣間見せる(あ、常にか)アラン・ヴェガのヴォーカルが今も脳髄を刺激し続けるマスターピース。
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