私はマッシブ・アタックの大ファンなんですが、新作の"Danny the Dog"のサントラはまだ買っておりません。お金無くて…しくしく。
代わりといってはなんですがこの前作を最近よく聴いてます。このアルバムは非常に呪術的な印象を受けるトラックが増えていて(アラブ、中近東を思わせるストリングスの使用もそうだし、おなじみホレス・アンディとシニード・オコナーの声も呪術的な成分に着目されている気がする)、そこがたまらなく魅力的です。単に呪術的な酩酊感のみならず二作目の「プロテクション」のような温かさ(人肌の・生温かさ)や、初期のUKソウルと共振するような黒さも取り入れているところが彼らの人並み外れたところだと思います。正直いうと最初聴いたときは平坦な印象しか残さなかったアルバムですが、今はとても気に入っています。
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